子育ては祈り 大門義和著
体裁・A5版 題字・須藤義太郎 表紙絵、カット・森美津恵
内容・本文174ページ、カット56点、
申しわけありませんが、ただいま「絶版」になっております。
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「これらの文章は、水口幼稚園と甘楽幼稚園の園長在職中に「幼稚園だより」として毎月書いたものです。内容については、その時、その時の保護者のかかえている問題に対して書いたものです。」(あとがき)
小さな子供たちについて書かれた子育てのためのノウハウともいえるエッセイ集
発表以来、ミニ出版物としては珍しい四版の増刷中。
解説・榎本栄次・・期待をこめて(敬和学園高等学校校長)
「子育ては祈り」抜粋
子育てはその意味で最後の最後まで迷いである。だから子育ては「祈り」である。本当の意味で子供を教育できる人などいない。子供の心身を親である「私」が育てると自信を持って言い切れる人は高慢であり、それこそ無知といわれねばならない。それは、また悲劇の始まりでもある。
子育ては祈りで始まり、祈りで終わるのである。それは子供の誕生の感謝の祈りであり、子育ての愛情である。我が子を大きな感謝と喜びを持って抱いた、あの誕生の時の愛情を、いま、再び子供たちにそそいでいただきたい。就学するまでになった我が子の成長を無条件に喜び、感謝と祈りを含んだ愛情をそそいであげていただきたい。また、それが過保護とならないように、親と云う字の通り「木の上に立って見つめる」祈りの人であって欲しい。
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