明るさののこる空がある
ミラーに貼りついた
うすれる寸前の
むらさきにいちばん近いいろ
その淡さに
うしろを向けば
すでに昏れていくだけの
空が
空であることさえわからない暗部となって
あるだろう
日は
わたしの目を遺わしめた