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このレースが阪神競馬場の改修を受けて外回り1600mで行われるようになったのが2009年。リニューアル後最初の勝ち馬がウオッカだったのは象徴的で、以降、下表の通りこのレースの卒業生がその後に制したG1(およびG1級)競走の数は22に上る。ひょっとするとこの週末にはレシステンシアによって香港のG1がひとつ上乗せされるかもしれない。その後G1(およびG1級)に勝った8頭のうち4頭は牡馬相手のG1に勝っているので、血統的には力強くステイヤー寄りのものを選ぶのが正解への近道となりそうだ。 |
| 阪神JFは名牝への登竜門 | ||||
| 年度 | 勝ち馬 | 父 | 新 | その後の主な重賞勝ち鞍 |
| 2006 | ウオッカ | タニノギムレット | ☆ | ジャパンC-G1、天皇賞(秋)-G1、安田記念-G1×2、ヴィクトリアマイル-G1、東京優駿 |
| 2007 | トールポピー | ジャングルポケット | 優駿牝馬 | |
| 2008 | ブエナビスタ | スペシャルウィーク | ジャパンC-G1、天皇賞(秋)-G1、ヴィクトリアマイル-G1、優駿牝馬、桜花賞 | |
| 2009 | アパパネ | キングカメハメハ | ヴィクトリアマイル-G1、秋華賞-G1、優駿牝馬-G1、桜花賞-G1 | |
| 2010 | レーヴディソール | アグネスタキオン | チューリップ賞-G3 | |
| 2011 | ジョワドヴィーヴル | ディープインパクト | ||
| 2012 | ローブティサージュ | ウォーエンブレムUSA | キーンランドC-G3 | |
| 2013 | レッドリヴェール | ステイゴールド | ||
| 2014 | ショウナンアデラ | ディープインパクト | ||
| 2015 | メジャーエンブレム | ダイワメジャー | NHKマイルカップ-G1、クイーンC-G3 | |
| 2016 | ソウルスターリング | Frankel | ☆ | 優駿牝馬-G1、チューリップ賞-G3 |
| 2017 | ラッキーライラック | オルフェーヴル | ☆ | 大阪杯-G1、エリザベス女王杯-G1×2、チューリップ賞-G2 |
| 2018 | ダノンファンタジー | ディープインパクト | ローズS-G2、チューリップ賞-G2 | |
| 2019 | レシステンシア | ダイワメジャー | セントウルS-G2、阪急杯-G3 | |
| 2020 | ソダシ | クロフネUSA | 桜花賞-G1、札幌記念-G2 | |
| 阪神外回り1600mとなった2006年以降。☆は父が当該年度産駒デビューの新種牡馬 | ||||
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初年度産駒デアリングタクトに続いて2年目からも天皇賞(秋)-G1のエフフォーリアを送ったエピファネイアは、今年度の種付料が1800万円に設定され、現役種牡馬のトップとなった。何だかんだいってもステイヤー寄りの種牡馬が強いですね。○サークルオブライフは母がクロッカスSなど3勝を挙げたシーブリーズライフ。その父はサンデーサイレンスUSA×ビワハイジの良血アドマイヤジャパンで、祖母プレシャスライフの父がタイキシャトルなので、母はヘイロー3×4、カーリアン3×4の近交となる。そこにエピファネイアが配合されて、同馬の一流産駒の定型ともいえるサンデーサイレンスUSA4×3の近交となった。これなら瞬発力にも不足がない。ストームキャット産駒の3代母スターマイライフUSAは米国産の輸入競走馬でダート1000mで1勝。孫のスティールパスはスパーキングレディーCに、同トレンドハンターはフラワーC-G3に勝ち桜花賞-G1で3着となった。4代母グレートレディエムの産駒にはブリーダーズCディスタフ-G1などG1・11勝の歴史的名牝レディーズシークレット、孫にはスプリンターズSと高松宮記念に勝った短距離の名牝ビリーヴがいる。ナミュールにはニジンスキー、ノーザンテーストCAN、デピュティミニスターというカナダのE.P.テイラー・ブランドのノーザンダンサー直仔の血が入るが、こちらはニジンスキーが3本とストームバードが入っていて、同ブランドの異デザインになっている。 ウオッカ、ソウルスターリング、ラッキーライラックはそれぞれの父の初年度産駒だった。新種牡馬産駒が強いというほどの例にはならないが、そういう狙いがないこともないとはいえる。▲ウォーターナビレラはの父シルバーステートはディープインパクト直仔の新種牡馬。新馬戦で後のヴィクトリアマイル-G1勝ち馬アドマイヤリードにアタマ差敗れたあと、中京芝1600mの未勝利戦をレコード勝ちし、続く紫菊賞を上がり3F推定32秒7の脚で差し切った。その後、屈腱炎で1年7カ月の休養を挟み条件戦を連勝。5戦4勝で引退して種牡馬になると、初年度から種付頭数191に及ぶ人気を博した。既に本馬のほかにもロンが野路菊Sに、ベルウッドブラボーがダリア賞に勝って産駒3頭がオープン馬になっており、これは目下の新種牡馬ランキング首位であるドレフォンUSAの2頭を凌ぐ。母の父キングヘイローは今年好調で、特に秋はディープボンドのフォワ賞-G2に始まって、アサマノイタズラのセントライト記念-G2、ピクシーナイトのスプリンターズS-G1、本馬のファンタジーS-G3、イクイノックスの東スポ杯2歳S-G2と快進撃が続いている。キングヘイローはダンシングブレーヴUSAの日本での牡馬の代表産駒だから、マルシュロレーヌの例と合わせて母系に潜むダンシングブレーヴUSAの血がこの秋の隠しテーマなのかもしれない。 △ラブリイユアアイズは新種牡馬ロゴタイプ産駒で、牝系は今年の英ダービーと“キングジョージ”に勝ったアダイヤーと同じアナオブサクソニー系。祖母アーヴェイGBはデインヒルダンサーの娘でフラワーボウル招待S-G1でレッドディザイアを破った。 |
競馬ブックG1増刊号「血統をよむ」2021.12.12
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