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先週のこの欄ではNHKマイルC-G1がいかに荒れるかを述べたが、実は過去10年のこのレースはそれに輪をかけて荒れている。過去10年の馬券圏内延べ30頭の集計は |
| NHKマイルC | ヴィクトリアM | |
| 5人気以下 | 15頭 | 18頭 |
| 人気の平均 | 5.97 | 6.07 |
| 複勝平均 | 590円 | 735円 |
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と3つの項目においてヴィクトリアマイル-G1の方が荒れていることを示している。2015年のストレイトガール5番人気→ケイアイエレガント12番人気→ミナレット18番人気が平均を大きく押し上げてのものだが、それがなくても高水準の荒れ方となっている点にご留意いただきたい。 |
| エリモピクシー産駒の東京1600m成績 (6.1.8.11) | ||||||||
| 年月日 | レース名 | 頭数 | 馬場 | 着順 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 父 |
| 2011/06/05 | 安田記念G1 | 18 | 良 | 7 | リディル | 牡4 | 58 | アグネスタキオン |
| 2012/05/06 | NHKマイルCG1 | 18 | 良 | 3 | クラレント | 牡3 | 57 | ダンスインザダーク |
| 2012/10/20 | 富士SG3 | 18 | 良 | 1 | クラレント | 牡3 | 54 | ダンスインザダーク |
| 2012/11/25 | キャピタルS | 18 | 良 | 4 | クラレント | 牡3 | 56 | ダンスインザダーク |
| 2013/02/03 | 東京新聞杯G3 | 16 | 良 | 1 | クラレント | 牡4 | 56 | ダンスインザダーク |
| 2013/05/05 | NHKマイルCG1 | 18 | 良 | 4 | レッドアリオン | 牡3 | 57 | アグネスタキオン |
| 2013/10/19 | 富士SG3 | 15 | 良 | 6 | レッドアリオン | 牡3 | 54 | アグネスタキオン |
| 2013/11/23 | キャピタルS | 18 | 良 | 7 | レッドアリオン | 牡3 | 55 | アグネスタキオン |
| 2014/02/17 | 東京新聞杯G3 | 16 | 重 | 3 | クラレント | 牡5 | 57 | ダンスインザダーク |
| 2014/05/11 | NHKマイルCG1 | 18 | 良 | 9 | サトノルパン | 牡3 | 57 | ディープインパクト |
| 2014/06/08 | 安田記念G1 | 17 | 不 | 10 | クラレント | 牡5 | 58 | ダンスインザダーク |
| 2014/10/25 | 富士SG3 | 16 | 良 | 3 | レッドアリオン | 牡4 | 56 | アグネスタキオン |
| 2015/06/07 | 安田記念G1 | 17 | 良 | 3 | クラレント | 牡6 | 58 | ダンスインザダーク |
| 2015/06/07 | 安田記念G1 | 17 | 良 | 8 | レッドアリオン | 牡5 | 58 | アグネスタキオン |
| 2016/06/05 | 安田記念G1 | 12 | 良 | 8 | クラレント | 牡7 | 58 | ダンスインザダーク |
| 2016/06/05 | 安田記念G1 | 12 | 良 | 10 | レッドアリオン | 牡6 | 58 | アグネスタキオン |
| 2017/06/04 | 安田記念G1 | 18 | 良 | 9 | クラレント | 牡8 | 58 | ダンスインザダーク |
| 2017/11/18 | ユートピアS1600万 | 13 | 良 | 1 | レッドアヴァンセ | 牝4 | 55 | ディープインパクト |
| 2018/05/06 | 湘南S1600万 | 12 | 良 | 1 | レッドオルガ | 牝4 | 55 | ディープインパクト |
| 2018/05/06 | NHKマイルCG1 | 18 | 良 | 3 | レッドヴェイロン | 牡3 | 57 | キングカメハメハ |
| 2018/05/13 | ヴィクトリアマイルG1 | 18 | 稍 | 3 | レッドアヴァンセ | 牝5 | 55 | ディープインパクト |
| 2018/06/10 | 多摩川S1600万 | 9 | 重 | 3 | レッドオルガ | 牝4 | 55 | ディープインパクト |
| 2018/10/07 | 鷹巣山特別1000万 | 9 | 良 | 1 | レッドヴェイロン | 牡3 | 55 | キングカメハメハ |
| 2018/10/20 | 富士SG3 | 18 | 良 | 3 | レッドアヴァンセ | 牝5 | 54 | ディープインパクト |
| 2018/10/28 | 紅葉S1600万 | 11 | 良 | 1 | レッドオルガ | 牝4 | 55 | ディープインパクト |
| 2019/02/03 | 東京新聞杯G3 | 15 | 良 | 2 | レッドオルガ | 牝5 | 54 | ディープインパクト |
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○ラッキーライラックはアーモンドアイに出会ってから……というよりも、エポカドーロの成績からも分かる通りオルフェーヴル産駒は急上昇期と停滞期がはっきりしているように見える。その後の上昇期があるのかどうかは今後の経過を観察する必要があるが、牡馬相手の準G1ともいえる中山記念-G2・2着の実績をそのままスライドさせてここなら上位と捉えるのは少し危険かもしれない。そのぶん割り引いての対抗ということになる。母のライラックスアンドレースUSAは米国の3歳早春の重要なG1であるアシュランドS-G1に勝ち、2番仔ラルクは1600mから2400mで3勝を挙げてフランスに渡った。祖母はシアトルスルー産駒。アリダー産駒の3代母ステラマドリッドUSAが名牝で、エイコーンS-G1など米G1に4勝し、娘にダイヤモンドビコー、孫に兵庫ジュニアグランプリ2着のマキャヴィティ、曾孫にマイルチャンピオンシップ-G1のミッキーアイルとNHKマイルC-G1のアエロリットが出た。4代母マイジュリエットも名牝で、牡馬相手のヴォスバーグH-G2を含め米重賞に6勝を挙げ、産駒にシュヴィーH-G1のティズジュリエットが出た。5代母マイビューパーズの曾孫にドバイシーマクラシック-G1のハーツクライがいる。 中山記念でラッキーライラックを差し切ったステイゴールド産駒ウインブライトはその後クイーンエリザベス2世カップ-G1を快勝。父仔による香港G1制覇となった。オルフェーヴル産駒キラーが1世代上のステイゴールド産駒というのはあり得る話で、牝馬の場合は上下の波が大きいので▲クロコスミアがそろそろ上げ潮に乗って穴を開けるころかもしれない。母デヴェロッペは紫苑S2着、クイーンC4着のある活躍馬で、3代母アルヴォラGBの産駒にはスプリントC-G1のディクタットGBがいて、4代母パークアピールはチェヴァリーパークS-G1など2歳G1に2勝し、産駒ケープクロスは大種牡馬となった。父ステイゴールドの祖母の父がノーザンテーストCANであり、母の父ボストンハーバーUSAのブルードメアサイアーがヴァイスリージェントであるので、4代目にE.P.テイラー・ブランドのノーザンダンサー直仔が並ぶことになる。このあたりはサンデーサイレンスUSA時代の隠し味として有効。 G1の穴はG1勝ち馬と終わってから気付くことはよくある。なるべくなら走る前に気付きたい。△レッツゴードンキは過去3度挑戦して(10)(11)(6)着だが、キングカメハメハ産駒は2011年の勝ち馬アパパネと3着レディアルバローザ、2015年2着で波乱を演出したケイアイエレガントなど人気の有無にかかわらず実績がある。母マルトクは6歳10月まで32戦して5勝。今回はそれを超える33戦目。母の日の記念の勝利となるかも。 |
競馬ブックG1増刊号「血統をよむ」2019.5.12
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