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2018年初めから本年先週までの種牡馬別の国内G1勝ちの数はディープインパクトが9勝でトップを走り、ロードカナロアが7勝で追っている。それらに続くキングカメハメハ、ハーツクライ、ハービンジャーGB、ダイワメジャー、アドマイヤムーンがそれぞれ2勝ずつだから、王者と新鋭の一騎打ちから第2グループが離されて追走している構図となる。第3グループはステイゴールド、オルフェーヴル、ゴールドアリュール、スウェプトオーヴァーボードUSA、シンボリクリスエスUSA、ケイムホームUSA、スキャットダディ、アドマイヤマックス、フランケル、トワイニングUSAの1勝勢。外国繋養馬を除くとロードカナロアの躍進ばかりが目立つ。今回は出走がないが、来週はロードカナロア産駒がG1勝ちをひとつ加える可能性が高く、一方のディープインパクトは過去このレースは(3.3.3.22)の実績を残していて、今回も複数の有力馬を含む5頭出し。上位2頭のマッチレースは当分続きそうだ。 |
| 一流ハーツクライ産駒の成長曲線 | |||||||
| 馬名 | 生年 | 性 | 母の父 | 初戦 | 初勝利 | 重賞初勝利 | キャリアハイ勝利 |
| アドマイヤラクティ | 2008 | 牡 | エリシオFR | 2歳11月新馬[2] | 2歳12月2戦目 | 5歳2月ダイヤモンドSG3 | 6歳10月コーフィールドCG1 |
| ジャスタウェイ | 2009 | 牡 | Wild Again | 2歳7月新馬[1] | 同左 | 3歳2月アーリントンCG3 | 5歳3月ドバイデューティフリーG1 |
| ヌーヴォレコルト | 2011 | 牝 | スピニングワールドUSA | 2歳10月新馬[4] | 2歳11月2戦目 | 3歳5月優駿牝馬G1 | 同左 |
| ワンアンドオンリー | 2011 | 牡 | タイキシャトルUSA | 2歳8月新馬[12] | 2歳9月3戦目 | 2歳12月ラジオNIKKEI杯G3 | 3歳6月東京優駿G1 |
| シュヴァルグラン | 2012 | 牡 | Machiavellian | 2歳9月新馬[2] | 2歳10月2戦目 | 4歳3月阪神大賞典G2 | 5歳11月ジャパンCG1 |
| スワーヴリチャード | 2014 | 牡 | Unbridled's Song | 2歳9月新馬[2] | 2歳10月2戦目 | 3歳2月共同通信杯G3 | 4歳4月大阪杯G1 |
| リスグラシュー | 2014 | 牝 | American Post | 2歳8月新馬[2] | 2歳9月2戦目 | 2歳10月アルテミスSG3 | 4歳11月エリザベス女王杯G1 |
| Yoshida | 2014 | 牡 | Canadian Frontier | 2歳11月未勝[2] | 3歳4月2戦目 | 3歳10月ヒルプリンスSG3 | 4歳9月ウッドワードSG1 |
| タイムフライヤー | 2015 | 牡 | ブライアンズタイムUSA | 2歳8月新馬[2] | 2歳9月2戦目 | 2歳12月ホープフルSG1 | 同左 |
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ダイワメジャー産駒は母の父がオペラハウスGBのメジャーエンブレムでさえ1600m向きだったので9割方マイラーを出すと考えるのが適当だが、中にはアルゼンチン共和国杯-G2・2着のメイショウカドマツやステイヤーズS-G2・3着のプレストウィックのような例もある。○シゲルピンクダイヤは母の父がサドラーズウェルズ系でも特にステイヤー色の濃いハイシャパラル。そして祖母ムーンライトダンスIREは愛インタナショナルS-G3勝ち馬でその父シンダーは凱旋門賞馬。3代母の産駒には愛ダービー-G1のグレイスワローがいる。意外に距離は克服できそうに思えるし、ノーザンテーストCANとザミンストレルのE.P.テイラー・ブランドのノーザンダンサー直仔が父と母から入っている点も大レース向き。 ビクトリアマイルに勝ったノームコアの半妹が▲クロノジェネシス。父はキングジョージ6世&クイーンエリザベスS-G1のハービンジャーから、凱旋門賞馬バゴに替わった。バゴはその良血が仇となって母系に潜むヌレエフやミスタープロスペクターのスピードがより強く出ることもあるが、菊花賞馬ビッグウィークを出したようにナシュワン直系のステイヤーとしての側面も持っている。この距離で問題となるとすれば、むしろ母の父クロフネUSAの方だろうが、昨年2着のリリーノーブルはクロフネUSAの娘の仔ではあった。祖母インディスユニゾンはシンザン記念に勝ち桜花賞2着となったフサイチエアデールの全妹。この一族はフサイチリシャール、ライラプス、そしてビーチサンバなど、クロフネUSA〜フレンチデピュティUSAによって能力を一段階高められる面もある。 もう一頭のハーツクライ産駒△ノーワンは母がカーリアン×サドラーズウェルズを経由したノーザンダンサー3×3のフサイチコンコルド配合。日本ダービー馬フサイチコンコルドとの共通点は配合種牡馬だけでなく、牝祖が名牝サンプリンセスであること。サンプリンセスは英オークス-G1、ヨークシャーオークス-G1、英セントレジャー-G1に勝ち、凱旋門賞-G1・2着、キングジョージ6世&クイーンエリザベスS-G1で3着のある名牝。その子孫にはフサイチコンコルドのほかにも皐月賞馬アンライバルド、同ヴィクトリー、阪神大賞典のリンカーン、デューハーストS-G1のプリンスオブダンスら多くの活躍馬がいる。4代母サニーヴァリーからは更に多くの活躍馬が出ていて、コロネーションC-G1のサドラーズホール、英セントレジャー-G1のミレナリーらのほか、2011年の勝ち馬エリンコートもこのファミリーに属す。こちらもシャドウディーヴァと同様ノーザンダンサーを土台としたハーツクライ産駒で、英愛血統でより整然と組み上げられているようにも見えるだけに、距離延長で一変があるかもしれない。 |
競馬ブックG1増刊号「血統をよむ」2019.5.19
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