|
種牡馬として優れているのはマイラー型かクラシック型かというのは古今東西議論の尽きないところで、日本の場合は歴代リーディングサイアーを遡っていくと2012年にディープインパクト時代が始まっており、キングカメハメハ、マンハッタンカフェ、アグネスタキオンらの短期政権時代を経て、その前は偉大な米二冠馬サンデーサイレンスUSAが1995年から2007年まで続いている。これらはみな2000m以上のクラシック馬だった。1994年は凱旋門賞馬でイタリアダービー馬トニービンIRE、1993年はドーヴィル大賞のリアルシャダイUSAで、ここまではクラシック型かそれに準じた長距離系の時代だった。1992年以前はフォレ賞-G1勝ち馬ノーザンテーストCANの時代で、マイラーが万能の産駒を送り出して日本の血統地図を塗り替えた。英愛はざっくりと2010年代はガリレオの時代、その前がデインヒルUSAの時代、2004年以前がサドラーズウェルズとノーザンダンサー朝が30年近く続いている。ガリレオはクラシック型で、デインヒルUSAはスプリンター・マイラーから万能へと発展した。サドラーズウェルズは競走成績は愛2000ギニー-G1、エクリプスS-G1、愛チャンピオンS-G1勝ちなのでマイラー〜2000m型といえ、種牡馬としては長距離方面へと活躍の場を広げて一大帝国を作った。 |
| 2017年産駒デビュー新種牡馬対決のここまで | ||
| ロードカナロア | 馬名 | オルフェーヴル |
| 2008年3月11日 | 生年月日 | 2008年5月14日 |
| 鹿毛、新ひだか | 毛色、産地 | 栗毛、白老 |
| キングカメハメハ | 父 | ステイゴールド |
| レディブラッサム | 母 | オリエンタルアート |
| Storm Cat | 母の父 | メジロマックイーン |
| 日港19戦13勝 | 戦勝 | 日仏21戦12勝 |
| 2013年年度代表馬、同最優秀短 距離馬、2012年最優秀短距離馬 | JRA賞受賞歴 | 2011年年度代表馬、同最優秀3歳 牡馬、2012年最優秀4歳以上牡馬 |
| 香港スプリントG1×2、スプリンターズ SG1×2、安田記念G1、高松宮記念G1 | 主な勝ち鞍 | 有馬記念G1×2、宝塚記念G1、東京優駿 G1、皐月賞G1、菊花賞G1、フォワ賞G2×2 |
| 250 | 種付頭数 | 244 |
| 180 | 血統登録頭数 | 153 |
| 146(7) | 出走頭数(地方) | 130(6) |
| 60(3) | 勝馬頭数(地方) | 26(2) |
| アーモンドアイ(桜花賞G1)、 ステルヴィオ(スプリングSG2) | 重賞勝ち馬 と勝ち鞍 | エポカドーロ(皐月賞G1)、ラッ キーライラック(阪神JFG1)、ロ ックディスタウン(札幌2歳SG3) |
| 2位 | 2歳種牡馬成績 | 7位 |
| 1,026,357,000 (24,529,000) | 収得賞金(地方) | 720,065,000 (5,550,000) |
| ※種付頭数以下は初年度産駒成績(JBISサーチ、5月15日現在) | ||
|
○アーモンドアイの牝系のスケールもそれに劣らないもので、母フサイチパンドラはエリザベス女王杯と札幌記念に勝ち、優駿牝馬で2着になった。エリザベス女王杯の勝利は繰り上がりでカワカミプリンセスには1 1/2馬身差をつけられての入線だが、スイープトウショウをクビ差抑えているのだから価値は高い。3代母セックスアピールは直仔のデューハーストS-G1勝ち馬トライマイベスト、愛ダービー-G1のエルグランセニョールから曾孫のBCマイル-G1勝ち馬ドームドライヴァー、ナンソープS-G1のバハミアンパイレートまで多くの名馬を送った。祖母の父ヌレエフ、父系曽祖父の母ミエスクの父ヌレエフと、名牝+ヌレエフの組み合わせにはマイルでこその鮮やかさという印象もある。 ▲カンタービレのディープインパクト×ガリレオの組み合わせはサクソンウォリアーと同じ日英リーディングサイアー協同配合。 △トーホウアルテミスは菊花賞馬トーホウジャッカルの半妹。父の良さを出す母。条件は最適。 |
競馬ブックG1増刊号「血統をよむ」2018.5.20
©Keiba Book