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1995年にダート交流重賞が設けられて中央と地方の交流が活発になり、重賞の数も増えると、その体系化や格付けを管理するためダート競走格付け委員会が発足した。それが1996年の11月。翌1997年4月から本格的な「ダートグレード競走」が行われるようになり、それから20年を経た今では、一流馬がG1/Jpn1だけに出走して1年を過ごせるような環境が整った。負担重量が増えるなどしてダートの強豪が勝つほどに辛い立場に追い込まれていく1990年代初めまで状況から考えれば結構なことだ。実際に今回の出走馬ではアウォーディーUSA、コパノリッキー、ゴールドドリームの3頭が今年ここまでG1/Jpn1だけに出走して臨む。アポロケンタッキーUSAとサウンドトゥルーは前々走の日本テレビ盃がJpn2だが、下表に示したように今年のこのレースはレースレーティングによって並べると現時点で |
| 今年ここまでのダート重賞ベスト10 (レースレーティング順) | ||||||||||||||||||||||
| 順位 | RR | レース | 格 | 日付 | 場所 | 条件 | 距離 | 1着馬 | kg | R | 差 | 2着馬 | kg | R | 差 | 3着馬 | kg | R | 差 | 4着馬 | kg | R |
| 1 | 114.25 | JBCクラシック | 1 | 11/3 | 大井 | 3歳上 | 2000 | サウンドトゥルー | 57 | 117 | 0.2 | ケイティブレイブ | 57 | 115 | 0.2 | ミツバ | 57 | 114 | 0.6 | アウォーディー | 57 | 111 |
| 2= | 114.00 | フェブラリーS | 1 | 2/19 | 東京 | 4歳上 | 1600 | ゴールドドリーム | 57 | 116 | 0.0 | ベストウォーリアUSA | 57 | 115 | 0.1 | カフジテイク | 57 | 114 | 0.3 | エイシンバッケン | 57 | 111 |
| 2= | 114.00 | 日本テレビ盃 | 2 | 9/27 | 船橋 | 3歳上 | 1800 | アポロケンタッキーUSA | 58 | 116 | 0.0 | サウンドトゥルー | 58 | 115 | 0.1 | ケイティブレイブ | 58 | 114 | 0.2 | モーニンUSA | 57 | 111 |
| 4 | 112.75 | かしわ記念 | 1 | 5/5 | 船橋 | 4歳上 | 1600 | コパノリッキー | 57 | 117 | 0.4 | インカンテーション | 57 | 113 | 0.5 | モーニンUSA | 57 | 112 | 0.8 | ベストウォーリアUSA | 57 | 109 |
| 5 | 112.50 | 帝王賞 | 1 | 6/28 | 大井 | 4歳上 | 2000 | ケイティブレイブ | 57 | 117 | 0.3 | クリソライト | 57 | 114 | 0.9 | アウォーディーUSA | 57 | 110 | 1.0 | サウンドトゥルー | 57 | 109 |
| 6= | 110.50 | マイルチャンピオンシップ南部杯 | 1 | 10/9 | 盛岡 | 3歳上 | 1600 | コパノリッキー | 57 | 117 | 0.6 | ノボバカラ | 57 | 109 | 0.6 | キングズガード | 57 | 109 | 0.8 | カフジテイク | 57 | 107 |
| 6= | 110.50 | JBCスプリント | 1 | 11/3 | 大井 | 3歳上 | 1200 | ニシケンモノノフ | 57 | 112 | 0.0 | コパノリッキー | 57 | 111 | 0.0 | ブルドッグボス | 57 | 110 | 0.0 | ネロ | 57 | 109 |
| 8= | 108.75 | 東海S | 2 | 1/22 | 中京 | 4歳上 | 1800 | グレンツェント | 55 | 110 | 0.1 | モルトベーネ | 56 | 109 | 0.2 | メイショウウタゲ | 56 | 108 | 0.2 | ショウナンアポロン | 56 | 108 |
| 8= | 108.75 | 根岸S | 3 | 1/29 | 東京 | 4歳上 | 1400 | カフジテイク | 56 | 113 | 0.2 | ベストウォーリアUSA | 58 | 114 | 0.6 | エイシンバッケン | 56 | 104 | 0.6 | キングズガード | 56 | 104 |
| 8= | 108.75 | 武蔵野S | 3 | 11/11 | 東京 | 3歳上 | 1600 | インカンテーション | 57 | 112 | 0.1 | サンライズソア | 55 | 109 | 0.4 | アキトクレッセント | 56 | 105 | 0.4 | ノンコノユメ | 58 | 109 |
| ※JRA発表の重賞・オープン特別レーティングの暫定値。RR(レースレーティング)は入線順上位4頭のレーティングの平均。太字は本競走出走馬 | ||||||||||||||||||||||
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スマートファルコン、エスポワールシチーなど一戦毎のパフォーマンスの高さと長期間にわたる強さを両立できるのがゴールドアリュール産駒の一流馬の特長で、今年は上半期にエンプレス杯のワンミリオンス、下半期にもJBCレディスクラシックのララベルなど牝馬にもダートの一流馬が出るようになった。○コパノリッキーは前走で余技のスプリントもそれなりに格好をつけた。どんな形でも力を出せるようになったとすると、3年連続で人気を裏切ってきたこのレースでも、今度は良い方への裏切りがあるかもしれない。 ▲サウンドトゥルーはフレンチデピュティUSA×フジキセキという現代の主流血統同士の組み合わせ。レジネッタやライラプスなど多くの活躍馬が出たフレンチデピュティ×サンデーサイレンスのバリエーションのひとつと見ることはできる。しかし、その先に隠れた祖母のキョウエイヨシノは準オープン勝ちまでしかないものの、強烈な追い込みを武器にした牝馬で、ごくまれに壷にはまると鮮やかだった。その父プラウドデボネアUSAはエルムSのエンゲルグレーセが唯一の重賞勝ち産駒で大成功したとはいいがたいが、リファールと名牝プラウドデルタの組み合わせという名血は、本馬のパンチ力にもつながっていると思う。 △メイショウスミトモは天才肌の多いゴールドアリュール産駒には珍しい叩き上げ型。母の父は2001年から8年連続で地方競馬リーディングサイアーとなったアジュディケーティングUSAで、母の産駒ロングプライドはユニコーンSに勝った。祖母の産駒にはフェブラリーSのほか第1回ジャパンカップダートに勝ったウイングアローがいるが、3代目にノーザンダンサー直仔の大物ヌレエフとダンチヒが並んで父系祖父がサンデーサイレンスUSAという配合は現代的で、懐古趣味とはいい切れない。 |
競馬ブックG1増刊号「血統をよむ」2017.12.3
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