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サンデーサイレンスUSA産駒がこのレースに登場したのは今から20年前。皐月賞馬ジェニュインの挑戦はサクラチトセオーの2着となることでそれなりの成果を上げた。翌年には朝日杯の勝ち馬バブルガムフェローがやはり3歳で挑み、マヤノトップガンとサクラローレルを下した。G1級レースの中でも最も早くサンデーサイレンスUSAが大きな成功を収めたレースといえるだろう。その後、産駒7頭が出走した2004年にはゼンノロブロイ、ダンスインザムード、アドマイヤグルーヴが1〜3着を占め、続く2005年には10頭出しでヘヴンリーロマンス、ゼンノロブロイ、ダンスインザムードが1〜3着、2006年も6頭が出走しダイワメジャーとスウィフトカレントのワンツーで決まった。このあたりはサンデーサイレンスUSAの没後に訪れたピークといえるだろう。 |
| ディープインパクト×ストームキャットの活躍 | ||||||||||
| 年月日 | レース名 | 場 | 距離・馬場 | 着順 | 馬名 | 性齢 | 人気 | 単オッズ | ||
| 2012/12/09 | 阪神ジュベナイルFG1 | 阪神 | 芝 | 1600 | 良 | 7 | アユサン | 牝2 | 4 | 7.4 |
| 2013/04/07 | 桜花賞G1 | 阪神 | 芝 | 1600 | 良 | 1 | アユサン | 牝3 | 7 | 18.0 |
| 2013/04/14 | 皐月賞G1 | 中山 | 芝 | 2000 | 良 | 10 | インパラトール | 牡3 | 9 | 26.1 |
| 2013/05/19 | 優駿牝馬G1 | 東京 | 芝 | 2400 | 良 | 4 | アユサン | 牝3 | 3 | 6.5 |
| 2013/04/07 | 東京優駿G1 | 東京 | 芝 | 2400 | 良 | 1 | キズナ | 牡3 | 1 | 2.9 |
| 2013/05/26 | 東京優駿G1 | 東京 | 芝 | 2400 | 良 | 13 | ヒラボクディープ | 牡3 | 5 | 20.7 |
| 2013/10/20 | 菊花賞G1 | 京都 | 芝 | 3000 | 不 | 14 | インパラトール | 牡3 | 13 | 57.5 |
| 2013/10/20 | 菊花賞G1 | 京都 | 芝 | 3000 | 不 | 17 | ヒラボクディープ | 牡3 | 17 | 82.8 |
| 2013/11/10 | エ女王杯G1 | 京都 | 芝 | 2200 | 重 | 2 | ラキシス | 牝3 | 6 | 16.7 |
| 2014/05/04 | 天皇賞(春)G1 | 京都 | 芝 | 3200 | 良 | 4 | キズナ | 牡4 | 1 | 1.7 |
| 2014/05/18 | ヴィクトリアマイルG1 | 東京 | 芝 | 1600 | 良 | 15 | ラキシス | 牝4 | 9 | 24.0 |
| 2014/10/26 | 菊花賞G1 | 京都 | 芝 | 3000 | 良 | 6 | サトノアラジン | 牡3 | 9 | 26.2 |
| 2013/04/07 | エリザベス女王杯G1 | 京都 | 芝 | 2200 | 良 | 1 | ラキシス | 牝4 | 3 | 6.8 |
| 2014/12/28 | 有馬記念G1 | 中山 | 芝 | 2500 | 良 | 6 | ラキシス | 牝4 | 11 | 36.3 |
| 2015/04/19 | 皐月賞G1 | 中山 | 芝 | 2000 | 良 | 2 | リアルスティール | 牡3 | 2 | 3.8 |
| 2015/05/03 | 天皇賞(春)G1 | 京都 | 芝 | 3200 | 良 | 7 | キズナ | 牡5 | 1 | 3.3 |
| 2015/05/31 | 東京優駿G1 | 東京 | 芝 | 2400 | 良 | 4 | リアルスティール | 牡3 | 2 | 3.8 |
| 2015/06/28 | 宝塚記念G1 | 阪神 | 芝 | 2200 | 良 | 8 | ラキシス | 牝5 | 2 | 5.1 |
| 2015/10/25 | 菊花賞G1 | 京都 | 芝 | 3000 | 良 | 2 | リアルスティール | 牡3 | 2 | 4.3 |
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サンデーサイレンスUSA系大繁栄の象徴ともいえるレースではありながら、サクラチトセオー、エアグルーヴ、オフサイドトラップなどトニービンIREが強いのも特徴のひとつ。そこにノーザンテーストCANの血が添えられていれば穴としてなお良い。2011年にはジャングルポケット×ノーザンテーストCANのトーセンジョーダンが7番人気で勝った。そうやって血統表を眺めると両方備えているのは○ラブリーデイ。祖母の父がトニービンIRE、4代母の父がノーザンテーストCAN。一番強い馬が穴馬の要素まで押さえているのだから鬼に金棒だ。キングカメハメハはレッツゴードンキの桜花賞-G1、ドゥラメンテの皐月賞-G1と東京優駿-G1、そして本馬の宝塚記念-G1とG1では本年4勝を挙げ、ディープインパクト、フジキセキの各2勝を引き離している。母の父としてのダンスインザダークにとってG1勝ち馬は本馬1頭だけだが、その母系にあるニジンスキーやキートゥザミントは力の争いとなれば生きてくる。母ポップコーンジャズは2戦目の新馬を勝って3戦目のスイートピーSで2着となった素質馬。祖母グレイスルーマーの産駒にはローズS3着のクーデグレイスがいて、4代母が小倉記念のシャダイチャッター。ペルースポートを経て1959年英国産のレディチャッターGBに遡るこの牝系にとってG1は東京優駿2着のインティライミが再接近であって、長く手が届かずにいたが、その壁を超えたのが本馬だった。 ▲ショウナンパンドラは伯父のステイゴールドが1998年と翌1999年の2度2着となった。ステイゴールド産駒もフェノーメノが2012年に2着となった。勝てなかったレースに勝つというのがステイゴールド家というかステイゴールド系の家訓となっているようなところもあるし、イトコのベルーフの奮起を促すシッカリ者の牝馬という立場を理解しているかもしれない。また母の父フレンチデピュティUSAの隠れ東京巧者というべき点も見直しておきたい。 △ダービーフィズの父は東京優駿とジャパンC-G1に勝ち、産駒トーセンジョーダンが2011年のこのレースに勝った。母の全兄マンハッタンカフェはジャングルポケットと同世代の菊花賞馬にして有馬記念の覇者。1+1が2以上と思える豪華な擬似同世代スター配合だ。2010年の勝ち馬ブエナビスタと3代母を共有するドイツの名門シュヴァルツゴルト系だけに、トニービンIRE系の一発の力を支えるに十分なボトムライン。 ステファノスは母ココシュニックがデピュティミニスター系×ミスタープロスペクター系の米国最新様式。そろそろ歯車が噛み合う4歳秋。 |
競馬ブックG1増刊号「血統をよむ」2015.11.1
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