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テイエムオペラオーが2000年、2001年と連覇、2007年はメイショウサムソンが勝ち、オペラハウスGBは産駒がこの10年で3勝を挙げている。サンデーサイレンスUSAでさえ10年で3勝、それ以前に遡ってもスペシャルウィークを加えた通算4勝に止まる。延べ出走頭数はオペラハウスGB産駒が7頭、サンデーサイレンスUSA産駒が37頭なので、それを考えればオペラハウスGBが現代の天皇賞(春)における圧倒的に重要な血脈ということができる。 |
| オペラハウスGB産駒の平地重賞勝ち鞍 | ||||
| 生年 | 馬名 | 性 | 母の父 | 重賞勝ち鞍 |
|---|---|---|---|---|
| 1995 | ニホンピロジュピタ | 牡 | ブレイヴェストローマンUSA | 1999南部杯、1999エルムS |
| 1996 | テイエムオペラオー | 牡 | Blushing Groom | 2000ジャパンCG1、2000天皇賞(春)、2000天皇賞(秋)、2001天皇賞(春)、2000有馬記念、2000宝塚記念、1999皐月賞、2000阪神大賞典、2000京都大賞典、2000京都記念、2001京都大賞典、1999毎日杯 |
| 1996 | オペラハット | 牡 | ブレイヴェストローマンUSA | 1999東京王冠賞 |
| 1997 | アクティブバイオ | 牡 | シンボリルドルフ | 2003アルゼンチン共和国杯、2002日経賞 |
| 1997 | ミラクルオペラ | 牡 | ダンサーズイメージUSA | 2001白山大賞典、2001マーキュリーC |
| 1997 | カリスマサンオペラ | 牝 | テスコボーイGB | 2001中山金杯 |
| 2001 | オペラシチー | 牡 | ブレイヴェストローマンUSA | 2005目黒記念 |
| 2003 | メイショウサムソン | 牡 | ダンシングブレーヴUSA | 2007天皇賞(秋)G1、2007天皇賞(春)G1、2006東京優駿、2006皐月賞、2007大阪杯G2、2006スプリングS |
| 2003 | ヤマトマリオン | 牝 | アンバーシャダイ | 2008東海SG2、2006フローラS、2009TCK女王盃、2008クイーン賞 |
| 2003 | ミヤビランベリ | 牡 | ホリスキー | 2009アルゼンチン共和国杯G2、2009目黒記念G2、2009七夕賞G3、2008七夕賞G3 |
| 2004 | テイエムアンコール | 牡 | ブライアンズタイムUSA | 2010大阪杯G2 |
| 2004 | トーセンクラウン | 牡 | ダンシングブレーヴUSA | 2010中山記念G2 |
| 太字はG1級勝ち馬 | ||||
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○テイエムアンコールもトーセンクラウン同様にノーザンダンサー3×4、ヘイルトゥリーズン5×4という近交になっていて、配列は違うがよく似た血統。大レースでの強さに定評のある母の父ブライアンズタイムUSAは、菊花賞馬スリーロールス、ダート王エスポワールシチーを出すなど、いい流れが昨年から続いている。3代母はかつての名種牡馬スティールハートIREの全妹。その父ハビタットと父系祖父サドラーズウェルズの組み合わせからは英2000ギニー馬キングオブキングスIREをはじめ、多くの名マイラーが出ている。このあたりは軽い瞬発力勝負にも対応できる裏付けと考えていいのではないだろうか。 ▲ジャミールは母の父がサドラーズウェルズ。半兄のアルジャーリフという馬はアイルランドの田舎でデビューした翌年、ドイツに移籍し、そこから更にイギリス、フランス、スロバキアにオーストリアとあちこち飛び回って17勝を挙げた。最大のタイトルがフランスのオールウェザーの準重賞だから全然大したことはないが、2900mでも勝ち鞍があるように長距離は得意だったようだ。祖母は12FのリブルスデールS英G2、3代母が14Fの愛セントレジャーG1勝ちだから、欧州型のスタミナに富んだボトムライン。ステイゴールド産駒の大物が抜けた穴を埋めたのは、なんだやっぱりステイゴールド産駒だったという結果があるかもしれない。 △マイネルキッツは父チーフベアハートCANがカナダの12F最強馬で、母の父がナリタトップロードやヒシミラクルで長距離実績のあるサッカーボーイ。それだけなら昨年でも印をつけられたのだが、祖母の父がクリムゾンサタンという点で引っ掛かった。アメリカ的なスピードの塊で、母系に潜んでもかなり頑固に影響を及ぼすことはスカーレット一族を見れば分かる。まあ、ダイワスカーレットが有馬記念G1を楽勝するくらいだから、個体によって、配合によっては距離も大丈夫と考えるのがいいようだ。 フォゲッタブルは母エアグルーヴがオークスと天皇賞(秋)に勝ってジャパンCG1・2着2回の女傑で、姉アドマイヤグルーヴがエリザベス女王杯2勝、祖母ダイナカールはオークス馬という名門女系家族に現れた牡馬。分家筋では高松宮記念のオレハマッテルゼのように牡馬の大物も出ているが、立場はちょっと微妙なものがあるかもしれない。 2006年の種付けを最後に英国に買い戻された名馬ラムタラUSA。その産駒ゴールデンメインは京都で勝ったことがないが、母フェイヴァーワンは全6勝の半分を京都で挙げ、オープンの陽春Sは13番人気で勝った。3代母の父は大種牡馬ヒンドスタンGB。3200m時代に春2勝、秋3勝を挙げた天皇賞血統でもある。 |
競馬ブックG1増刊号「血統をよむ」2010.5.2
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