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秋のスプリンターズSと春の高松宮記念、これらを連覇/連勝したのは以下の4例。 |
| 93 | スプリンターズS | サクラバクシンオー |
| 94 | スプリンターズS | サクラバクシンオー |
| 96 | 高松宮杯 | フラワーパーク |
| 96 | スプリンターズS | フラワーパーク |
| 01 | 高松宮記念 | トロットスター |
| 01 | スプリンターズS | トロットスター |
| 02 | スプリンターズS | ビリーヴ |
| 03 | 高松宮記念 | ビリーヴ |
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03年春のビリーヴを最後に連勝馬はいない。当時は常連の勢力が上位で安定していて、少しずつ顔ぶれが入れ替わっていくのがスプリントG1の特徴だった。それはしかし、サンデーサイレンスUSA系参入の拡大と香港・オーストラリア勢の威力によって崩されることになる。03年スプリンターズSも2着に入ったビリーヴと、サニングデールの高松宮記念(2)(1)着、デュランダルが足掛け3年で(1)(2)(2)(2)した以外は、連に2度絡んだ馬がいない。タイキシャトルUSAやアグネスワールドUSAが欧州でG1に勝った時代に比べ、今のこの路線のレベルが高いかどうかは分からないが、当時より消耗の激しい戦いになっているのは確かなようだ。 そういったことを踏まえて、04年に高松宮記念をサニングデール、スプリンターズSをカルストンライトオが勝ったウォーニングGBに注目してみた。中央現役には5頭が残るのみとなったウォーニングGB産駒。◎タニノマティーニはその最後から2世代目。サニングデールの1歳下になる。ウォーニングGBは種牡馬としての実働期間の短さからすればかなり優秀な成績を収めているが、A級産駒に共通するのは「生涯1G1」。下の表にあるG1勝ち鞍は省略したわけではなくて、1コしかないから1コ記してある。例外は4歳夏に勢いでモーリスドギース賞とスプリントCを連勝したディクタットGB1頭だけだ。生涯のピークにG1でワンチャンスを生かすのが典型的ウォーニングGB産駒像。夏以降の急上昇ぶりはそれに当てはまる。8歳という年齢についても、そう心配はしなくていいのではないだろうか。ブリーダーズCスプリントは93年のカードマニア、97年のエルムハーストと7歳の勝ち馬が2頭いるし、英G1ナンソープSでは04年に9歳馬バハミアンパイラットが勝った例がある。レベルは違うが、オースミダイナーの北海道スプリントC勝ちは12歳のときだった。フィジカルの占める部分が大きく、若い方が有利と思えるスプリント戦も、年の功に頼る部分が意外にあるということ。 |
| ウォーニングGB系のG1級勝ち鞍 |
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ウォーニングGB Warning 1985-2000、鹿毛、英仏米で2〜4歳時14戦8勝。 主な勝ち鞍、87年2歳時:シャンペンSG2(7F)、リッチモンドSG2(6F)、88年3歳 時:サセックスSG1(8F)、クイーンエリザベスII世SG1(8F)、89年5歳時:クイー ンアンSG2(8F)。産駒 アヴァーティ Averti 1991年生、牡、産駒 | エーヴォンブリッジ Avonbridge 2000、牡、05年アベイドロンシ | ャン賞G1(1000m) プロフェシー Prophecy 1991、牝、93チヴァリーパークSG1(6F) ピッコロ Piccolo 1991、牡、94ナンソープSG1(5F)、産駒 | ピカデイ Picaday 2000、セン、03ザTJスミスG1(1600m) | ラクカラチャ La Cucaracha 2001、牝、05ナンソープSG1(5F) ビショップオブキャシェル Bishop of Cashel 1992、牡、産駒 | オリンピックイクスプレス Olympic Express 1998、セン、02香 | 港マイルG1(1600m) チャーンウッドフォレスト Charnwood Forest 1992、牡、産駒 | ファイアブレーク Firebreak 1999、牡、04香港マイルG1(1600m) ディクタットGB Diktat 1995、牡、99モーリスドギース賞G1(1300m)、99 | 年スプリントCG1(6F)、産駒 | ラジーム Rajeem 2003、牝、06ファルマスSG1(8F) スマティ Sumati 1996、セン、99ジョッキークラブ大賞典G1(2400m) ギヴノーティス Give Notice 1996、セン、02カドラン賞G1(4000m) カルストンライトオ 1998、牡、04スプリンターズS(1200m) サニングデール 1999、牡、04高松宮記念(1200m) |
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強い世代というのは上の方のレベルが高いだけでなく、クラシックの時期にくすぶっていた層からも次から次へと強い馬が現れてくるもの。○スリープレスナイトは母がヒシアマゾンUSAの姉。ヒシアマゾンUSAといえばエリザベス女王杯勝ちやジャパンC2着が実績としてはまず挙げられるが、印象が最も強烈だったのはクリスタルCで見せた電光石火の差し脚。祖母の愛1000ギニー馬ケイティーズIREも英G2コロネーションC(8F)で英1000ギニー馬ペブルスGBを並ぶ間なく差し切っており、非凡な瞬発力はこの牝系の伝家の宝刀のようなものだ。父クロフネUSAの桁外れのパワーがスプリントに凝縮されるとどうなるのかという楽しみもある。 デュランダルやアドマイヤマックスより後のサンデーサイレンスUSA系はオレハマッテルゼにしてもスズカフェニックスにしても、頂点を極めた後の停滞が目に付く。ならばこの系統で最有力なのはまだ無冠の▲キンシャサノキセキAUSではないだろうか。祖母の産駒にリュパン賞のグルームダンサーUSA、3代母がロイヤルオーク賞勝ちの名牝レディベリーという欧州血統だが、サイレントウィットネスAUS、テイクオーバーターゲットAUSと同じオーストラリア産のブランドは不気味。 オセアニアコネクションということで、△にビービーガルダン。母はオーストラリア最大の2歳戦ゴールデンスリッパーの前哨戦であるG3スイートエンブレースS(1200m)に勝った。サートリストラムやローリーズジェスター、ソヴリンエディションといった代表的オーストラリア血脈を持っているという点では、キンシャサノキセキAUS以上にオセアニア色が濃い。祖母の産駒ワヒドは一昨年のニュージーランドダービー馬という活気のある牝系で、父からダンチヒ、ボールドルーラーといった北米スピード血脈を取り入れたと考えればバランスのとれた配合。 トウショウカレッジの父ラストタイクーンIREはBCマイル勝ち馬として知られるが、渡米の前には英スプリントG1を2勝している。種牡馬として英仏伊豪新南アでG1勝ち馬を出しシャトル種牡馬として画期的な大成功を収めた。日本でもアローキャリーが桜花賞に勝ち、孫のメイショウドトウIREも大活躍したので、条件さえ合えば一発長打の望める血脈といえる。母は桜花賞馬シスタートウショウの半妹。祖母の孫にシーイズトウショウ、曾孫にウオッカがいるフロリースカップGB系ワカシラオキの分枝で、日本の至宝ともいえる名門。これがここを勝つとしますとですね、同じフロリースカップGB系のメイショウサムソンが連鎖的にフランスで大殊勲を挙げる可能性も出てくるのではないだろうか。 大穴でスピニングノアール。祖母が名種牡馬カーリアンの全妹。母の父が大種牡馬フォーティナイナーUSA。父スピニングワールドUSAはマイルG1・5勝の名馬。ノーザンダンサー×ミスタープロスペクターを柱に、隙間なく名血だけで組み上げられた配合は底力を問われるG1でこそ真価を発揮しそうだ。 |
競馬ブック増刊号「血統をよむ」2008.10.5
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