■中山11R・皐月賞■サンデーサイレンスは自身の死の翌年から産駒が桜花賞を連覇、皐月賞を3連覇したが、最後のクラシックイヤーとなった06年は桜花賞のアドマイヤキッスが2着、皐月賞のフサイチジャンクも3着にとどまり、最終的にキャリア3度目の牡牝3冠未勝利に終わった。先週も触れたようにディープインパクトは今年が事実上最後のクラシックで、さすがの3頭出しもある意味で背水の陣。ここを取りこぼすと偉大な父の轍を踏む恐れなきにしもあらずだ。ディープインパクトの上を行く4頭出しハーツクライは自身の現役時の大敗歴(14着)がネック。過去に皐月賞4着以下の馬が種牡馬として優勝馬を出した例はない。加えて桜花賞を制したスターズオンアースの父ドゥラメンテがすでに死んでいることを踏まえると、牡馬の第1冠は血統更新という観点からも現役種牡馬の台頭が望ましいだろう。 今週も父馬の鮮度優先で本命はイクイノックス。父のキタサンブラックは16着に大敗した父系祖父ブラックタイドの汚名返上寸前まで行った7年前の3着馬で、のちに中山コースの象徴ともいえる有馬記念で“金銀銅”をコンプリートした。母の父キングヘイローもスプリンターズSのピクシーナイトを出した中山コースのG1ブルードメアサイヤー。初コースもマイナス材料にはならない血統だ。桜花賞2着のウォーターナビレラと共通するこの母の父は、24年前の2着馬でもある。望み得る最強の「2・3位連合」に懸ける。 ◎イクイノックス ○アスクビクターモア ▲キラーアビリティ ☆ダノンベルーガ △ドウデュース △ダンテスヴュー |
「スポニチ令和4年4月17日付け掲載」