■阪神11R・桜花賞■

 今年のクラシックは種牡馬キングカメハメハには正真正銘の最後で、現2歳の国内血統登録産駒6頭というディープインパクトにとってもレギュラーシーズンとしては最後。“2大種牡馬ロス”への準備期間ということになる。開幕戦の桜花賞はディープインパクト産駒が過去5勝、キングカメハメハ産駒が2勝だが、後者はエントリーがなく、前者は抽選で滑り込んだパーソナルハイのみ。血統更新が1年前倒しされた形とみるべきだろう。
 10年代に入って以降、合わせて7勝という前記2大チャンピオンサイヤー以外に桜花賞馬を出した種牡馬は5頭。共通するのは桜花賞が産駒のクラシック初勝利だったことで、内訳は前年のルーキーサイヤー(16年ヴィクトワールピサ、18年ロードカナロア、20年エピファネイア)、キャリア豊富なG1サイヤー(17年ダイワメジャー、21年クロフネ)に二分される。
 本命ラブリイユアアイズは14年皐月賞馬ロゴタイプの初年度産駒。この父のプロフィールは、母の父でもある前記10年皐月賞馬ヴィクトワールピサと合致する。ヴィクトワールピサの父ネオユニヴァースも03年に皐月賞、ダービーの2冠を制した馬。3冠開幕戦に照準を合わせた血統構成ともいえるだろう。父はその父ローエングリン唯一のG1勝ち馬であり、本馬は父にとって今のところ唯一のJRA勝ち馬。この手の一子相伝型は血統的な乱世に強い。同じく新種牡馬の産駒ウォーターナビレラが本線。

◎ラブリイユアアイズ  ○ウォーターナビレラ  ▲クロスマジェスティ  ☆サークルオブライフ  △ナミュール  △プレサージュリフト

「スポニチ令和4年4月10日付け掲載」

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