■中京11R・高松宮記念■

 現在、JRAで行われている芝1200mG1は高松宮記念とスプリンターズS。90年にG1に昇格した後者では30年以上が経過してなお、「父子2代制覇」が達成されていないのだが、96年に前年まで2000m戦だった高松宮杯の歴史を引き継ぐ形でG1格を得た現高松宮記念では、すでに歴代2頭の優勝馬が種牡馬としても勝ち馬を送り出している。09年ローレルゲレイロで史上初の2代制覇を達成した00年の覇者キングヘイロー、そして昨年の優勝馬ダノンスマッシュの父、13年にレコード勝ちしたロードカナロアである。
 キングヘイローの父ダンシングブレーヴは驚異的な追い込みが語り草の86年凱旋門賞馬で、ロードカナロアの父キングカメハメハは当時のコースレコードを樹立した04年日本ダービー馬。どちらも2400m級で傑出した能力を発揮したチャンピオンだった。逆説的ながら再現性の高いスプリント能力は、むしろ非スプリンターから偶発的に発現するものでもあるようだ。
 本命サリオスは、クラシック連対歴のある牡馬としては前記キングヘイロー以来の高松宮記念出走。「皐月賞2着馬」というキャリアも先例と合致する。父のハーツクライは日本ダービーで前記キングカメハメハの2着に入り、05年有馬記念でディープインパクトに国内唯一の土をつけ、翌春のドバイシーマクラシックを圧勝した芝2400m部門の大物。状況証拠的には“令和のキングヘイロー”である可能性大とみた。

◎サリオス  ○レシステンシア  ▲クリノガウディー  ☆メイケイエール  △ダイアトニック  △グレナディアガーズ

「スポニチ令和4年3月27日付け掲載」

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