■中京11R・チャンピオンズC■現在JRAで行われているダートG1は97年にG1に昇格したフェブラリーSと00年にジャパンCダートとして創設されたチャンピオンズC。2レース合わせて延べ46頭の優勝馬の中でダートを走ったことがなかった馬はいない。牝馬は16年のサンビスタのみで、3歳牝馬の出走は09年ジャパンCダートのラヴェリータ(13着)が最初で最後。今回のソダシは四半世紀に及ぶ日本のダートG1の歴史に挑むことになるわけだ。ソダシの父クロフネは前身の第2回ジャパンCダート優勝馬。当時の実質的な北米最強馬として来日したリドパレスを一撃で戦意喪失させた大マクリは、20年が経過した今なお強烈な印象を残している。ちなみに01年世界ランキングで得たレーティング125ポンドは、現在も日本調教馬のダートにおける歴代最高値。印象度だけでなく、数字の上でも日本競馬史上最強のダート馬といえるだろう。 種牡馬としても初世代の2歳王者フサイチリシャールを皮切りに、「父子制覇」のNHKマイルC勝ち馬2頭を含む7頭のJRAG1馬を送り出し、近年は母の父としても存在感を示している。すでに十分な成功を収めているこの父だが、唯一の悔恨はダート部門で現役時のような怪物性を発揮できなかったことで、産駒はJRAダートG1未勝利。個人的にも長年、クロフネ二世の出現を待ちわびてきた。16世代目にして初のクラシック馬に“元祖二刀流”の再現を期待するのは予想というよりも理想だ。 ◎ソダシ ○テーオーケインズ ▲クリンチャー ☆チュウワウィザード △カフェファラオ △カジノフォンテン |
「スポニチ令和3年12月5日付け掲載」