■阪神11R・マイルチャンピオンシップ■先週の続きになるが、ラストランを迎えるグランアレグリアの暫定世界ランキングは、牝馬トップのメルボルンC勝ち馬ベリーエレガントに1ポンド差の第2位。オーストラリアのレーティングは慢性的インフレというか、外野の戯言を承知で言わせてもらえば少々基準点が高過ぎると思っている。というわけで心情的にはグランアレグリアに問答無用の“逆転サヨナラ”の一撃を期待しているのだが、すでにディープインパクト産駒ではジェンティルドンナに次ぐG1・5勝を挙げている5歳牝馬。特に負荷の大きいジャンルだけに、それなりの金属疲労も考慮しなければならないだろう。ちなみに母タピッツフライのG1・3勝のうち2勝は5歳時のもので、キープ力に関しては不安のない血統といえる。レーティング更新級の大パファーマンスはともかくとして、勝負付けの済んだ相手に先着を許す可能性は小さい。怖いのはやはり3歳G1馬トリオ。2歳王者のダノンザキッドは3歳秋が鬼門のハーツクライ〜ジャスタウェイ父系で一枚割引が必要だが、キングマン産駒シュネルマイスター、フランケル産駒グレナディアガーズは、どちらも3歳秋がハイライトの欧州競馬で最上級の実績を誇る種牡馬の血を受けている。特に後者は同期から英ダービー馬アダイヤー、愛ダービー馬ハリケーンランが出る父フランケルのビンテージ世代。最初で最後となるマイルの女王との顔合わせで“怪物”の血が覚醒するとみた。 ◎グレナディアガーズ ○グランアレグリア ▲シュネルマイスター ☆ダノンザキッド △インディチャンプ △サリオス |
「スポニチ令和3年11月20日付け掲載」