■阪神11R・秋華賞■春の2冠で星を分けたソダシとユーバーレーベンが中間距離の2000mで激突する牝馬3冠の最終戦。元来叩き良化型のゴールドシップ産駒で、5カ月ぶりの実戦では一枚割引が必要になる後者に対し、前者は同じ2000mの札幌記念で異世代の最強クラスを一蹴しての臨戦。ちなみに芝2000mでのグレード勝ちはクロフネ産駒として初めてで、異端の白毛一族であることを抜きにしてもすでに旧来の血統データを超越した存在といえる。蛇足ながら母の父キングカメハメハは父としてアパパネ、父の父としてアーモンドアイ、そして母の父としてデアリングタクトを出した3冠牝馬製造血脈でもあり、牝馬3冠最終戦での勝負強さも特筆できる。一強状態をひっくり返す可能性を血統面から探るなら、人的背景からもある意味で骨肉の争いとなる同じ「母の父キングカメハメハ」の金子オーナー所有馬。アカイトリノムスメは前記アパパネが産んだ初めての牝馬で、歴代優勝馬の娘として初めての秋華賞出走となる。もう1頭のミスフィガロは日本ダービー馬ワグネリアンの全妹。週中のコラムでも書いたように、旧エリザベス女王杯の時代から牝馬3冠の最終戦では伝統的にG1馬の娘、あるいは妹という極めて明快な良血馬が急上昇を見せる。「娘」は人気サイド、「妹」は穴メーカーという過去の傾向も今回の2頭に合致する。二択の本命はミスフィガロ。祖母ブロードアピールばりの直線一気に期待だ。 ◎ミスフィガロ ○ソダシ ▲アカイトリノムスメ ☆アンドヴァラナウト △アールドヴィーヴル △ファインルージュ |
「スポニチ令和3年10月17日付け掲載」