■東京11R・東京優駿■グレード制導入以降の皐月賞を3馬身以上の差で制した馬は、ダービーを故障で回避した2冠馬ミホシンザン、3冠馬ナリタブライアンとオルフェーヴルの3頭。先例にならえば今年のエフフォーリアはゲートインした時点で確勝級となる。ダービーの最重要トライアルである中山2000mでの圧勝実績は、菊花賞までの距離克服能力を担保すると考えていいのだろう。初年度産駒から3冠牝馬を出した種牡馬エピファネイアは、第2世代では一転した牡馬の一点豪華主義を打ち出した形。ちなみに母の父ハーツクライはグレード制導入後のダービー2着馬で唯一、ダービー馬(14年ワンアンドオンリー)の父となった馬でもある。血統的には最強の「負け組タッグ」といえるかもしれない。現3歳世代GT未勝利の種牡馬ディープインパクトは牝馬サトノレイナスを含む6頭出しの総力戦。ダービーは過去6勝の要衝で、特にグレートマジジャンには独オークス馬である母からも距離延長での上積みが見込めるのだが、対エフフォーリアという観点ではそれ以上に孫世代のキズナ産駒バスラットレオンが怖い。母の父ニューアプローチはその父ガリレオと産駒のマサーによる英ダービー3代制覇の立役者。日本ダービー3代制覇がかかる父には最強のサポーターで、必勝の逃げ戦法がダービーコースで威力を増しても不思議ではない。坂上まで踏ん張れば8年前の再現もある。“2世対決”が大本線。 ◎バスラットレオン ○エフフォーリア ▲ディープモンスター ☆シャフリヤール △グレートマジシャン △タイトルホルダー |
「スポニチ令和3年5月30日付け掲載」