■東京11R・優駿牝馬■無敗の桜花賞馬ソダシは昨夏の新馬勝ち以降、芝重賞勝ち、G1勝ちと、「白毛馬初の」という枕詞が食傷気味になるほどの実績を積み上げてきた。毛色に関しては事実上のオーナーブリーダーである金子真人氏の趣味的ともいえる生産活動の結晶なのだが、優性遺伝する白毛のルーツとなった祖母シラユキヒメは発生確率1万分の1とされるミュータント。その父が不世出の大種牡馬サンデーサイレンスだったことに遺伝面の強運を認めるべきだろう。ソダシはこの春、没した父クロフネが16世代目にして初めて送り出したクラシックホースでもある。すでに血統的な経験則を超越した鬼っ子で、この父の産駒が芝2000m以上の平地重賞未勝利というデータに縛られる必要はないのだが、週中のコラムでも触れた通り、どうしてもフジキセキ産駒の進化形として14年のダービーに臨んだイスラボニータとイメージが重なる。負けて強しの連対確保が最終的な読み筋だ。 逆転候補のステラリアは日本ダービー馬キズナの第2世代。05年にシーザリオを出したスペシャルウィークに始まり、08年トールポピーの父ジャングルポケット、10年アパパネの父キングカメハメハ、12年ジェンティルドンナの父ディープインパクトと、オークス馬の父となったダービー馬はいずれも第2世代で結果を出している。父にとってはある意味で背水の陣。英ダービー馬である母の父モティヴェイターのアシストでG1サイヤーの仲間入りだ。 ◎ステラリア ○ソダシ ▲アカイトリノムスメ ☆ククナ △スルーセブンシーズ △クールキャット |
「スポニチ令和3年5月23日付け掲載」