■阪神11R・大阪杯■コントレイル以前に無敗で3冠を達成した馬はシンボリルドルフとディープインパクト。前者はジャパンC、後者は有馬記念、それぞれ異世代との初対決で初めての敗戦を喫したが、次のレースから同じように3連勝を飾り、最終的にはどちらも3歳上重賞で5勝を追加した。結局、4歳以降の国内戦において「無敗の3冠馬」が先着を許した馬は、伝説的な番狂わせとなった86年秋の天皇賞、ギャロップダイナのみである。まず負けられない立場のコントレイルだが、2頭の先達と異なるのは2歳時から世代の頂点を極めていたこと。3シーズン目の王座防衛に向けてのポイントは成長力とキープ力で、そこで頼りになるのが祖母フォークロアの父ティズナウの血だ。キタサンブラックの牝祖でもあるチリ産の名牝ティズリー産駒シーズティジーが一子相伝的に送り出した同馬は、史上唯一、BCクラシック連覇の偉業を果たしたタフネスの権化。ピークアウトの懸念は杞憂だろう。今年は競走馬としての父超えを期待したい。 ベルモントS御用達サイヤーの母の父タピットをはじめ、グランアレグリアの血統に距離克服の足かせになる要素は見当たらない。爆発的な末脚は2000mでも鈍らないだろう。ほぼ一騎打ちが濃厚だが、割って入るとすれば3年連続出走のワグネリアン。祖母のブロードアピールは6歳から8歳で重賞6勝を挙げた超晩成型だった。本馬も競走生活の後半に猛スパートをかける可能性ありだ。 ◎コントレイル ○グランアレグリア ▲ワグネリアン ☆レイパパレ |
「スポニチ令和3年4月4日付け掲載」