■中京11R・高松宮記念■

 中京コースがリニューアルされて10年目の高松宮記念。父系単位の切り口では旧中京時代に直子が3連勝を含む4勝、孫世代が3勝(1勝は代替の阪神)というサンデーサイレンス系の退潮が目につくのだが、そんな逆風の中で唯一勝ち馬を出したSS後継が14年のコパノリチャードの父ダイワメジャー。今回の主役級レシステンシアの父である。この父は中京仕様にカスタマイズされたサンデーサイレンス系スプリント血脈の進化形。初の1200mでも信頼できる。
 ディープインパクトはミッキーアイル、グランアレグリアと、小差2着馬を2頭出している。少々ツキがないが、こちらもリニューアル中京のフィルターを潜り抜けたサンデーサイレンス血脈といえる。JRA平地芝G1完全制覇の偉業も懸かる今回は3頭出し。特にダノンファンタジーはグランアレグリアと同期の5歳牝馬。オーシャンSのコントラチェックもしかりで、この世代のディープインパクト牝馬は隠れスプリンターの宝庫の可能性がある。
 サンデーサイレンス系の“進化形”という意味ではディープインパクト後継のリアルインパクト産駒ラウダシオン。父がそうであるように母の父ソングアンドプレイヤーもまた、その父アンブライドルズソングの初世代。同期のコントレイルはディープインパクト×アンブライドルズソンクだから、3冠配合の次世代モデルともいえる。無政府状態のスプリント部門を一気に束ねても不思議ではない。

◎ラウダシオン  ○レシステンシア  ▲ダノンファンタジー  ☆ダノンスマッシュ  △インディチャンプ  △サウンドキアラ

「スポニチ令和3年3月28日付け掲載」

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