■東京12R・ジャパンC■

 最新の世界ランキング首位は欧州年度代表馬に選出された130ポンドのガイヤースで、これに続くのがBCクラシック勝ちのオーセンティックの126ポンド。牝馬のトップは124ポンドのアーモンドアイとエネイブルが横並びとなっている。世界的な女傑の時代といわれて久しいが、定量戦のレーティングでは牝馬に4ポンドのアローワンス(減量)があるため、数字の上でも文字通りの男勝りとなるのは至難の業。逆に持ちレーティングの高い牝馬を牡馬が負かせばレーティングは跳ね上がる。暫定王者ガイヤースのレーティングもエネイブルに2馬身強の差のエクリプスS、マジカルに3馬身差のインターナショナルSと、強い牝馬相手に稼いだものだ。
 本命コントレイルは机上の計算でアーモンドアイに3馬身差をつければ世界チャンピオンに躍り出る。それはともかく、「3強」の中で前走の勝利が最も際どかった父子2代の3冠馬は、いわゆる一枚上のギアを隠し持っている可能性大。先代3冠馬オルフェーヴルは牝馬に弱かったが、こちらは近い将来の理想的な交配相手でもある新旧女傑との対決が覚醒のトリガーになるとみた。ちなみに三者三様にサンデーサイレンス血脈を継承した「3冠トリオ」の中で、コントレイルだけがキングカメハメハ血脈を持たない。これは生産部門での“3冠配合”を見越した天の配剤だろう。初代3冠牝馬の曾孫グローリーヴェイズ、キセキの“血中JC濃度”にも要注意。

◎コントレイル  ○アーモンドアイ  ▲デアリングタクト  ☆グローリーヴェイズ  △キセキ

「スポニチ令和2年11月29日付け掲載」

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