■東京11R・天皇賞(秋)■

 プレレーティング1位は124ポンドのアーモンドアイで、2位が120ポンドのクロノジェネシス。前者の数値はMコラムのヴィクトリアマイル、後者のそれはLコラムの宝塚記念で得たもので、今回はどちらも2階級制覇に挑む形だが、言うまでもなくアーモンドアイは昨年の覇者であり、クロノジェネシスのG1初勝利もIコラムの秋華賞だった。セックスアローワンスの4ポンドを加算すると牝馬ツートップの突出度は確勝級ということになる。
 レーティング的には厳しい戦いを覚悟しなければならない牡馬勢の過半数を占めるのはディープインパクト産駒。週中のコラムでも触れたように種牡馬ディープインパクトにとって秋の天皇賞は数少ない“単発G1”だが、良馬場に限れば6回連続連対中という優良ブランドでもある。スプリントG1初勝利、父子2代の3冠達成と、この秋はギアを入れ直した大種牡馬が満を持してシルバーコレクターを返上する可能性に懸ける手もあるだろう。
 本命ダノンプレミアムは昨年の2着馬。母の父の母の父として装備されたクラフティプロスペクターは19年前にテイエムオペラオー、メイショウドドウの“2強”を一撃で仕留めたアグネスデジタルの父であり、09年カンパニー、11年トーセンジョーダンと、祖母の父としても優勝馬の血統表に潜んでいた秋の天皇賞の黒幕的血脈。連覇以上に分が悪いとされるリベンジマッチでも強気になれる。2歳王者の完全復活に期待だ。

◎ダノンプレミアム  ○アーモンドアイ  ▲クロノジェネシス  ☆フィエールマン  △ダノンキングリー

「スポニチ令和2年11月1日付け掲載」

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