■中山11R・スプリンターズS■ディープインパクトと同じように短距離G1制圧に苦労したサンデーサイレンスは没後、間髪を入れずにスプリンターズS勝ちのビリーヴが現れると、以後は堰を切ったようにデュランダル、アドマイヤマックス、オレハマッテルゼ、スズカフェニックスと、遺児の中からG1スプリンターが続出した。すでに春秋のスプリントG1で2着3回のニアミスが続くディープインパクトもまた、1年遅れで偉大な父の足跡をなぞる可能性は十分にある。高松宮記念は繰り上がりでの連対確保だったグランアレグリアだが、アーモンドアイとの新旧桜花賞馬対決に完勝した安田記念は“覚醒”を思わせる強さ。初体験の中山コースでも末脚が鈍ることはないだろう。開催最終週の馬場で頼りになるのが北米チャンピオンサイヤーである母の父タピットのパワフルな血だ。 「G1は牝馬」という今年のトレンド重視ならグランアレグリアと同期の4歳牝馬アウィルアウェイが怖い。週中のコラムでも触れたように、当レースの勝ち馬を出したチャンピオンサイヤーは母の父として再び勝ち馬を出す。本馬の母の父キングカメハメハは今回、種牡馬として有力馬を送り込む12、13年連覇のロードカナロアの父。4歳秋に急成長を見せた父ジャスタウェイの血は、白山大賞典でダートグレード連勝を果たしたマスターフェンサーによっても実証された。対ディープインパクト産駒という点で父系祖父ハーツクライの“キラー属性”は脅威だ。 ◎アウィルアウェイ ○グランアレグリア ▲ダノンスマッシュ ☆ライトオンキュー △ダイアトニック △クリノガウディー |
「スポニチ令和2年10月4日付け掲載」