■東京11R・安田記念■

 出走14頭のうち10頭までがG1勝ち馬で、残る4頭も2頭がG1連対馬、1頭がG13着馬。おそらくレーティング的には海外を含めた本年最上級のメンバーで争われる上半期マイル王決定戦である。
 ヴィクトリアマイルのアーモンドアイのパフォーマンスには124ポンドの暫定レーティングが与えられている。4馬身、0秒8差2着のサウンドキアラが112ポンドだから、単純比較で2馬身程度の余力を数値に換算して上乗せしたもので、この“目分量”を牡馬相手に検証する一戦になるわけだ。逆に牡馬の方から見れば、牝馬の減量4ポンドを計算に入れて127ポンドを超えるパフォーマンスを発揮しなければ勝ち目はないということ。逆転候補は絞られるだろう。
 アドマイヤマーズの香港マイルは、当時の暫定王者ビューティージェネレーションを物差しにすれば世界チャンピオン級の評価も可能だった。すでに未来のダイワメジャー後継として申し分のない実績を築いた馬だが、ここで年長の女傑を負かせば生産部門での付加価値はさらにアップする。
 連覇を狙うインディチャンプはステイゴールド産駒であることが最大の買い材料。中山グランドジャンプ5勝、中山大障害4勝のオジュウチョウサンは番外としても、春の天皇賞のフェノーメノ、宝塚記念のゴールドシップ、そして隔年の有馬記念オルフェーヴルと、この父の大物にはG1連覇の“リピート力”が備わっている。返り討ちとみた。

◎インディチャンプ  ○アーモンドアイ  ▲アドマイヤマーズ  ☆グランアレグリア  △ダノンプレミアム

「スポニチ令和2年6月7日付け掲載」

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