■東京11R・NHKマイルC■天皇賞の当欄をトレースしたような書き出しになるが、13年にスズカフェニックス産駒の“一点物”マイネルホウオウが10番人気で穴をあけた後のNHKマイルCは、ディープインパクト→クロフネ→ダイワメジャークロフネ→ディープインパクト→ダイワメジャーと、3頭の種牡馬が持ち回りで優勝馬を出してきた。通算3勝と一歩リードのダイワメジャーがレシステンシアで「4勝目」を狙う構えだが、創設25年を迎えたこのレースでは、キングマンボ、フレンチデピュティ、アグネスタキオンを加えた計6頭の種牡馬が複数の勝ち馬を出しているにもかかわらず、種牡馬単位の連覇はまだ一度も記録されていない。サンデーサイレンス産駒が未勝利に終わった事実を思い出せば、昔から父馬の一極集中を回避する調整機能が作用しているとも解釈できる。今年は横並びの2勝サイヤーが抜け駆けを阻止する順番とみた。「母の父ダイワメジャー」のクロフネ産駒ポンオムトゥックか、父ディープインパクト、母の父がクロフネの父でもあるフレンチデピュティのストーンリッジか…二択の本命は後者。前記マイネルホウオウ、16年に12番人気で3着に入ったレインボーラインの母の父でもあるフレンチデピュティは、父として01年にクロフネ→グラスエイコウオー(単勝13番人気)でワンツーを決め、07年には17番人気で突き抜けたピンクカメオも出している。3歳マイル王決定戦の黒幕ともいえる大穴製造サイヤーだ。 ◎ストーンリッジ ○レシステンシア ▲ラウダシオン ☆ポンオムトゥック △ハーモニーマゼラン △ルフトシュトローム |
「スポニチ令和2年5月10日付け掲載」