■中山11R・皐月賞■サンデーサイレンスは没後初めて迎えた03年春のクラシックを後に牝馬3冠を達成するスティルインラブと3冠寸前まで行くネオユニヴァースで独占した。桜花賞でつまずいたディープインパクトは偉大な父を踏襲できなかったわけだが、少し控えめの4頭出しとなった牡馬の方が質の面では優位。3頭の3連勝馬による星のつぶし合いは、そのまま3冠チャレンジャー決定戦ということになる。コントレイル、サトノフラッグ、レクセランスの順位付けはプレレーティングの通りだが、土曜の降雨によって相対的に各馬の戦力差は圧縮される。重の巧拙については母系の欧州色が濃いレクセランスが恐らく最上位。さらに桜花賞のデアリングタクトで雨血統の真価を発揮した母の父キングカメハメハの“第4の馬”ラインベックも圏内に浮上してくる可能性がある。2週連続の馬場悪化もディープインパクト系という観点からは功罪相半ばだろう。 週中のコラムで取り上げた「7年周期」のサドラーズウェルズ系ダーリントンホールには、大勢逆転のチャンスを広げる恵みの雨。99年のテイエムオペラオー、06年のメイショウサムソン、13年のロゴタイプはいずれも良馬場での勝利だったが、2代続きの英ダービー馬でもある父系の本領は荒れ馬場の接近戦にある。2歳違いのいとこにメルボルンC勝ちのクロスカウンターが出る母系には強力なスタミナ因子が潜在。文字通りの“天の配剤”で3冠候補をひと飲みにする。 ◎ダーリントンホール ○コントレイル ▲サトノフラッグ ☆レクセランス △ラインベック △ヴェルトライゼンデ |
「スポニチ令和2年4月19日付け掲載」