■阪神11R・大阪杯■2020年最初の1クールにおける血統面最大のトピックは種牡馬キズナの大ブレークだろうが、それと同等に重視しておきたいのが「母の父サンデーサイレンス」の退潮ムード。貴重なポイントゲッターとして期待したダイアトニックが直接の被害馬となってしまった高松宮記念が象徴的で、今週の大阪杯はエントリーなし。いよいよ覇権交代が現実味を帯びてきている。鬼の居ぬ間にというべきか、BMSリーディング暫定首位のキングカメハメハはブラストワンピース、ワグネリアン、ステイフーリッシュ、ジナンボーの4頭出し。現在のアドバンテージはG1一撃でひっくり返る5000万円余りだが、“総取り”に成功すればなら一気に3億円近いセーフティリードとなる。 2年連続の本命はワグネリアン。父も母の父も存命だった昨年とは一転、今年は2大チャンピオンサイヤーの遺児となったが、最も若い現役の日本ダービー馬という立場に変わりはない。昨年は1歳年長の皐月賞馬アルアインが2年ぶりのG1制覇を果たしたこのレースは、G2時代に父のディープインパクトが最重要拠点として有力馬を送り込み、キズナ、ラキシス、アンビシャスの3連覇によってG1昇格のレーティングを勝ち取ったボーナスステージ。産駒には縄張りを主張する権利があるだろう。今年は日本ダービー馬が愁眉を開く順番だ。相手は同世代同配合のジナンボーを含めた「母の父キングカメハメハ」を厚めに。 ◎ワグネリアン ○ジナンボー ▲ブラストワンピース ☆ステイフーリッシュ △ダノンキングリー △マカヒキ |
「スポニチ令和2年4月4日付け掲載」