■中京11R・高松宮記念■春秋の短距離G1が種牡馬ディープインパクトの鬼門になっている背景は週中のコラムで書いた通り。出走産駒の実頭数は初年度産駒が4歳となった12年以降の8年で9頭。制圧済みのG1に比べ、そもそも圧倒的に試行回数が少ないのである。それは取りも直さずG1級のスプリンターが育たないということを意味するのだが、育たなければ既成戦力をコンバートすればいいわけで、現実にG1マイラーのミッキーアイルは4年前に0秒1差2着に入り、秋のスプリンターズSでは同タイム2着と、“完全制覇”に肉薄している。昨年の桜花賞馬グランアレグリアはそのミッキーアイル以来、ディープインパクトのG1マイラーとしては通算3頭目のスプリントG1出走となる。距離短縮よりも今回は初コースと道悪適性がポイント。米G12勝の母に装備された重血統のニジンスキー4×4が威力を発揮すれば圧勝まであるという見立て。少なくとも前記ミッキーアイル同様、連軸としての信頼性はかなり高いだろう。 大勢逆転があれば“雨のキングカメハメハ”。孫世代5頭から本命に推すダイアトニックは、ロードカナロア×サンデーサイレンスという“アーモンドアイ配合”で、成長力に関しては同期ステルヴィオ、ダノンスマッシュの上を行く可能性が大きい。BMSサンデーサイレンスは本年重賞未勝利で定位置のリーディング首位をキングカメハメハに奪われたまま。G1開幕戦で復権だ。 ◎ダイアトニック ○グランアレグリア ▲ステルヴィオ ☆アウィルアウェイ △ダノンスマッシュ △グルーヴィット |
「スポニチ令和2年3月29日付け掲載」