■中山11R・有馬記念■皐月賞、菊花賞、春秋の天皇賞、大阪杯、宝塚記念、ジャパンCと、国内で今年行われた2000m以上の牡牝混合G1優勝現役馬が勢ぞろいした第64回有馬記念。出走全馬のプレレーティング平均値は間違いなく史上最高である。そして改元の年にふさわしい原点回帰の競馬版オールスター戦ではおそらく、かつて多くの名馬たちを金縛りにした独特の“磁場”もよみがえることになるだろう。香港遠征キャンセルの副産物として参戦が実現した今回のアーモンドアイには、臨戦過程や距離以上にトリッキーな中山コースの肉弾戦への不安が残る。ちなみに母は現役最終戦に予定していた12年前の有馬記念を出走取消した。突出した能力で馬群を一掃する可能性とともに、脚を余した安田記念の二の舞の危険性も少なからずあるように思う。 本命レイデオロは今回がラストラン。レコード圧勝の2連覇で有終の美を飾った母の父シンボリクリスエスとは状況が異なるが、ジャパンC大敗からの反攻は実力馬の定番的復活パターンでもある。芝、ダートを問わず、超長距離以外のG1を総ナメにしてきた父キングカメハメハにとって、中山芝2500mのグランプリ制圧は長年の懸案。すでに“父子2代”を2度達成している宿敵ディープインパクトからは、その半姉である祖母レディブロンド経由で間接的アシストを受けており、現実に昨年は悲願に首差まで肉薄したことを今一度思い出したい。今年没した国産2大種牡馬の産駒によるワンツーが本線。 ◎レイデオロ ○ワールドプレミア ▲フィエールマン ☆アーモンドアイ △キセキ △アルアイン |
「スポニチ令和元年12月22日付け掲載」