■阪神11R・阪神ジュベナイルフィリーズ■昨年のダノンファンタジーを含めて過去3勝のディープインパクト産駒は珍しくリアアメリアの単騎出走。それだけ絶対的なエースとして突出した存在ということでもある。母のリアアントニアは繰り上がりでBCジュヴェナイルフィリーズ勝ち馬となった馬で、エクリプス賞米2歳牝馬チャンピオンのタイトルは降着したシーズザタイガーの方に与えられた。リアアメリアが勝てば2歳女王の座は確実。海を渡って母として現役時の悔恨に決着をつけることになるわけだ。種牡馬単位の戦力でディープインパクトの上を行くのがハーツクライ。週中のコラムでも触れた通り、現2歳は牡牝合わせて3頭のグレード勝ち馬を筆頭に6頭のオープン馬を擁する大豊作世代で、その中からウーマンズハートとクラヴァシュドールの牝馬ツートップがエントリーしてきた。より2歳戦向きなのは母のきょうだいに香港の短距離王ラッキーナイン、日本の短距離重賞級で活躍するサドンストーム、ティーハーフがいる前者の方だろう。 血統的な“包囲網”として注目すべきは、そろって3頭出しのディープインパクト後継のキズナとワールドエース。特にキズナは偉大な父を一時引き離して2歳リーディングのトップを走っていた。マルターズディオサの母の父グランドスラムは12年前の朝日杯フューチュリティSを逃げ切ったゴスホークケンの母の父でもある。2歳女王決定戦で局地的な世代交代を促す可能性ありとみた。 ◎マルターズディオサ ○リアアメリア ▲ウーマンズハート ☆クラヴァシュドール △クリスティ △ルーチェデラヴィタ |
「スポニチ令和元年12月8日付け掲載」