■東京11R・ジャパンC■

 今年のジャパンCは東京2400mのダービーコースで15頭の日本調教父内国産馬が本年のG1初勝利に挑む。過日発表された最新の世界ランキングでは最上位に芝Lコラム(基準距離2400m)128ポンドのヴァルトガイスト、クリスタルオーシャン、エネイブルの3頭が並んでいるのだが、120ポンド以上の暫定ランキングのLコラムに残念ながら日本馬の名はない。国内最高賞金の何とも贅沢な敗者復活戦となるわけだが、これは凱旋門賞を含めた世界各地に乱立するいかなる国際競走にも起こり得る事態で、ことさら自虐的になる必要もないように思う。同じく国内最高賞金競走の有馬記念に向けてのトップコンテンダー決定戦と割り切りたい。
 13年前に競走馬として圧勝し、種牡馬として3度にわたる父子制覇を成し遂げたディープインパクトは今回のジャパンCのサブタイトル。すでに同じコースで2代制覇の実績があるワグネリアン、マカヒキの新旧ダービー馬には期せずして復活のお膳立てが整った感じだ。前者の母の父キングカメハメハ、後者の母の父フレンチデピュティは双璧の重血統でもある。
 血統面からひと捻りすれば、ディープインパクトと母の父アルザオが共通するルックトゥワイス。こちらの父ステイゴールドにとっては現役時から鬼門のタイトルだが、京都のG1で2週続いた“祭り”の勢いは侮れない。世界の名手との一期一会で大駆けがある。

◎ルックトゥワイス  ○ワグネリアン  ▲マカヒキ  ☆ユーキャンスマイル  △ジナンボー  △ダンビュライト

「スポニチ令和元年11月24日付け掲載」

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