■東京11R・天皇賞(秋)■

 土曜2Rの未勝利で東京芝2000mの2歳レコードが更新された。こうなると国内最高峰の中距離G1も相応の高速決着が予想される。前売り圧倒的1番人気のアーモンドアイは、昨年のジャパンCで驚異的な日本レコードを樹立したように、ハイラップの持続力が問われる極限のタイムトライアルにも耐性がある。これはキングカメハメハ父系に共通の特性で、突き詰めていけばスローからの瞬発力勝負が本領のサンデーサイレンス〜ディープインパクト系との決定的な違い。父系単位で見れば、今回の舞台設定は直子2頭を含めたキングカメハメハ系優位ということになる。
 確勝級に映るアーモンドアイの血統面での唯一の死角は「母の父サンデーサイレンス」。父として最多5頭の優勝馬を送り出しているサンデーサイレンスだが、母の父としては意外にも未勝利なのである。13年連続のBMSリーディングが確定的な大種牡馬が母の父としての集大成を見せる可能性とともに、取りこぼしの危険性もわずかながら見込んでおくべきだろう。
 本命ウインブライトは、アーモンドアイの連勝ストッパーとなった安田記念のインディチャンプと同じステイゴールド産駒。前走の大敗で株を落としたとはいえ、Iコラムのプレレーティング120ポンドは国内トップタイ。80年代から周期的に大穴を演出してきた秋の天皇賞の最重要血脈・ノーザンテーストの4×4が反攻のトリガーとなる。

◎ウインブライト  ○アーモンドアイ  ▲ダノンプレミアム  ☆サートゥルナーリア  △ワグネリアン  △スワーヴリチャード

「スポニチ令和元年10月27日付け掲載」

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