■東京11R・安田記念■オークスに続いてダービーでも産駒がワンツーを決めた種牡馬ディープインパクトは、“3週連続”がかかる今週も4頭出し。エース格のダノンプレミアムは2400mの日本ダービー以外負けておらず、サウジアラビアRCで東京1600mの2歳レコードを叩き出しているのだから、超高速決着への耐性にも全く不安はない。一騎打ちムードとなっている同期の3冠牝馬アーモンドアイとの比較では優位という見立てだ。先週の教訓を生かせば、アーモンドアイ以上に警戒すべきなのは同じロードカナロア産駒のステルヴィオ。距離適性に関してはアーモンドアイがサンデーサイレンス牝馬最後のG1馬である母フサイチパンドラの影響を色濃く受け継いでいるのに対し、こちらは母の父が良くも悪くも自己主張の強くないファルブラヴで、6年前に“2階級制覇”を果たした父ロードカナロアの特質をストレートに継承した感じ。早い時期から素質を買われていたこの父だが、スプリンターとしては異色の成長力を発揮した馬でもある。ステルヴィオもこれからが本格化の時期で、少なくとも世代限定戦当時のダノンプレミアムとの戦力差は確実に縮まっているはずだ。牝祖スイートコンコルドは3冠馬シンボリルドルフの全姉で、3代母の父である天馬トウショウボーイは、91年の覇者ダイイチルビーを出した安田記念サイヤー。今や重要文化財に近い牝系の血脈には、ここ一番で“見えざる手”が作用するとみた。 ◎ステルヴィオ ○ダノンプレミアム ▲アーモンドアイ ☆サングレーザー △エントシャイデン |
「スポニチ令和元年6月2日付け掲載」