■阪神11R・鳴尾記念■

 2頭出しは人気薄、ではなくまるごと買え、という私製血統格言だけは正解だった令和元年の日本ダービー。堂々のレースレコードで同じディープインパクト産駒のダノンキングリーをねじ伏せた伏兵ロジャーバローズは、母のリトルブックがジェンティルドンナの母ドナウブルーの半妹で、この母の父リブレッティストがダンチヒ後継である点までいとこにあたる3冠牝馬とは共通していた。後付けのそしりは甘んじて受けるが、東京2400mの大一番を勝ち切る背景があったのは事実。血統にフロックはないということだ。
 阪神11R・鳴尾記念は、ダービーデーの目黒記念で存在感を放ったステイゴールドが父と母の父として変則的な2頭出し。実質的な最終世代となる4歳ステイフーリッシュはブラックホーク、ピンクカメオのG1馬2頭の甥にあたる。貴重な後継候補の覚醒に期待だ。

◎ステイフーリッシュ  ○ギベオン  ▲メールドグラース  ☆ブラックスピネル  △ブラックバゴ

「スポニチ令和元年6月1日付け掲載」

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