■東京11R・東京優駿■2冠がかかるサートゥルナーリアは、乗り替わりは勝てないという長年のジンクスに挑むことになるわけだが、三強を形成する残り2頭にも血統面のジンクスはある。ダノンキングリーは前週のオークスを制したラヴズオンリーユーと母の父ストームキャットも共通する同配合。グレード制導入後は93年ベガ&ウイニングチケットを皮切りに3年前のシンハライト&マカヒキまで8回記録されている同一種牡馬産駒による牡牝の第2冠独占だが、母の父まで同じだったケースはない。ヴェロックスが勝てば89年ウィナーズサークル、96年フサイチコンコルド以来のグレード未勝利馬のダービー制覇で、父のジャスタウェイにとってもグレード初勝利となる。日本ダービーが産駒のグレード初勝利だった種牡馬も過去に例がない。我田引水の血統データをひねり出した末の結論は皐月賞の勢力図に変動なし。サートゥルナーリアの2冠有望だが、週中のコラムにも書いた通り、昨年のワグネリアンは日本ダービーにおける「母の父ダービー馬」のターニングポイントだったと考えている。2頭出しは人気薄を、ではなく、まるごと狙えというのが私製の血統格言。不敗の皐月賞馬と同じ「母の父スペシャルウィーク」のエメラルファイトは今回が三強との初顔合わせで、穴馬の資格は十分にある。逆転含みの“ワンツー”を本線に「母の父ダービー馬」のクラージュゲリエ、ナイママまで押さえておきたい。 ◎エメラルファイト ○サートゥルナーリア ▲ダノンキングリー ☆ヴェロックス △クラージュゲリエ △ナイママ |
「スポニチ平成31年5月26日付け掲載」