■東京11R・フローラS■

 余生を過ごしていた母国アメリカからヒシアマゾンの訃報が届いた。3年連続でJRA賞最優秀牝馬に輝いたマル外の女傑は、結果的に日本競馬の国際化の呼び水となり、その母である愛1000ギニー馬ケイティーズの血脈を日本の生産界に根付かせた。後に繁殖牝馬として輸入された2頭の姉はスプリンターズ勝ちのスリープレスナイトを生み、当代随一のスプリント種牡馬アドマイヤムーンの祖母となっている。伝説的なクリスタルCの追い込みに垣間見られたスプリント能力は、母系の血に潜伏していた属性だったのだろう。
 東京11R・フローラSのウインゼノビアは、当コースのG1サイヤーでもあるスクリーンヒーローの産駒。中山記念2着など重賞で活躍した祖母レディゴシップ経由で生じたノーザンテースト3×4が成長力の担保となる。休み明けの初距離で激変の可能性は十分。

◎ウインゼノビア  ○シャドウディーヴァ  ▲エトワール  ☆ウィクトーリア  △パッシングスルー  △エアジーン

「スポニチ平成31年4月21日付け掲載」

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