■阪神11R・朝日杯フューチュリティS■

 例年なら2歳牡馬チャンピオン決定戦として争われる朝日杯フューチュリティSだが、今年は同時に「2歳女王決定戦」の意味合いもある。ここでデビュー3連勝のグレード勝ち馬2頭をはじめとする牡馬勢をグランアレグリアが一蹴してしまえば、ダノンファンタジーは恐らく阪神JF優勝馬として初めてJRA賞最優秀2歳牝馬の選に漏れることになる。そしてその可能性はかなり大きい。
 舞台が阪神コースに移ってからの4回でディープインパクト産駒は3勝(14年、ダノンプラチナ、16年サトノアレス、17年ダノンプレミアム)。15年はそもそもエントリーがない“不戦敗”で、出走してくれば確勝級という圧倒的な実績を残している。先週は同じコースのG1で前記ダノンファンタジーがロングスパートを決めたばかり。加えてグランアレグリアはG1・2勝の母タピッツフライが2歳時に現G1のBCジュヴェナイルフィリーズターフにも勝っている。早熟性という点でもアドバンテージがあるのだから鬼に金棒だ。
 逆転があるとすれば“最重要サイヤー”ディープインパクトが母の父に回ったファンタジスト。こちらはある意味で時代を先取りしたG1配合といえる。昨年の2着馬ステルヴィオは父の産駒で、距離延長、コース替わりへの耐性も十分に見込めるだろう。母のいとこにあたるミッドシップマンはBCジュヴェナイルに勝った08年の米2歳牡馬チャンピオン。牝系に潜むタイトル奪取への執念にかけてみよう。

◎ファンタジスト  ○グランアレグリア  ▲アドマイヤマーズ  ☆ドゴール  △ケイデンスコール  △マイネルサーパス

「スポニチ平成30年12月16日付け掲載」

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