■阪神11R・阪神ジュベナイルフィリーズ■本年度の2歳リーディングは昨年同様のマッチレースの様相。2歳G1・3レースを残した現時点の獲得賞金は首位ディープインパクトが5億1262万1000円、2位ロードカナロアが4億4120万円で、その差約7000万円はほぼG1・1勝分となっている。ところが第1ラウンドの今週は追う立場の後者の産駒が不在。前者はここでリードを広げれば、3年連続8回目の戴冠に大きく前進するというわけだ。種牡馬ディープインパクトは第9世代となる現2歳から早くも3頭のグレード勝ち馬を出している。いずれも牝馬で、週中のコラムで触れた通り、同一年の2歳戦で3頭の牝馬重賞勝ち馬を出したのは史上初。サウジアラビアRC勝ちのグランアレグリアを朝日杯FSに回すという使い分けが可能なほどの分厚い戦力である。前2世代、牝馬クラシックと無縁だった“牝馬のディープインパクト”が原点回帰の本気を見せた形。逆の見方をすれば、ロードカナロア迎撃に向けての背水の陣ともいえる。 本命ダノンファンタジーは母のライフフォーセールがダート2000mと2200mのアルゼンチンG1勝ち馬で、1ハロンの距離延長にも血統的な耐性は十分。この母の同期には他にも同じノットフォーセールを父に持つG1牝馬が2頭いる。“当たり年”の遺伝子が母としても目覚めたようだ。姉妹制覇がかかるシェーングランツとのディープインパクト産駒ワンツーが大本線。 ◎ダノンファンタジー ○シェーングランツ ▲クロノジェネシス ☆ラブミーファイン △グレイシア △ジョディー |
「スポニチ平成30年12月9日付け掲載」