■京都11R・JBCクラシック■主催者の持ち回りというスタイルで17年の歴史を積み重ねてきたJBC開催のメーン・JBCクラシックだが、歴代優勝馬は第1回のレギュラーメンバーから昨年のサウンドトゥルーまで10頭しかいない。これは3連覇が2度(02〜04年アドマイヤドン、07〜09年ヴァーミリアン)、2連覇が3度(05〜06年タイムパラドックス、10〜11年スマートファルコン、15〜16年コパノリッキー)が記録されているリピート率の高さに起因するもの。逆の見方をすれば、ダート部門のクラシックディスタンスでは、最終的に長期政権を築き上げるような心身両面の“キープ力”が試されるということでもあるのだろう。本命ノンコノユメは6歳を迎えたこの春、根岸SとフェブラリーSを連勝した。もともと3歳時にジャパンダートダービーを含むダートグレード3連勝を記録した馬で、セン馬となった4歳秋からの停滞期は去勢によるホルモンバランスの変化に肉体が適応するための準備期間だったと考えられる。ノンコノユメは父のトワイニングが通算21年に及ぶ種牡馬生活で送り出した唯一のG1馬。遺伝力という面で信頼性が低いことは否めず、種牡馬としての未来と引き換えに、競走馬としての完全燃焼を選択したのも血統的には納得がいく。特に母の父アグネスタキオンの泣きどころだったフィジカルの弱さと無縁なのは、最も強力な去勢効果といえるだろう。今回はJRA開催ならではのタイトなペースが予想される。2階級制覇の大チャンスだ。 ◎ノンコノユメ ○ケイティブレイブ ▲オメガパフューム ☆サンライズソア △オールブラッシュ △アポロケンタッキー |
「スポニチ平成30年11月4日付け掲載」