■京都11R・秋華賞■

 12年に牝馬3冠を達成したジェンティルドンナを皮切りに5年で4勝2着1回と圧倒的な実績を残してきたディープインパクト産駒は昨年、カワキタエンカの5着が最高着順という不発に終わった。さらにこの春の2冠でも複勝圏に届かずじまい。“牝馬のディープインパクト”時代の終焉とも思われたのだが、このままでは引き下がれないということか、牝馬3冠最終戦に8頭出しの物量作戦を仕掛けてきた。
 例年なら3歳春に燃え尽きてしまう素質馬が順調にバージョンアップしてきたわけで、週中のコラムにも書いた通り、おそらく「母の父サンデーサイレンス」の集大成を見せることになる大本命アーモンドアイの2着争いでは優位とみるのが常道だろう。特に関屋記念で古馬を撃破したプリモシーンは母のモシーンが2500mの豪G1・VRCオークス勝ち馬で、潜在的な距離克服能力は十分。初体験の2000mはむしろ吉と出るはずだ。
 大穴候補ならマル外のランドネ。父のブレイムは女傑ゼニヤッタのラストランとなった8年前のBCクラシックでデビュー20連勝の大団円を阻止した世紀の敵役。いささかオカルティックだが、娘にも空気を読まない?大駆け気質が伝わったとすれば今回は願ってもない舞台設定といえる。この父と母の父エーピーインディの組み合わせは昨年の仏オークス馬センガと共通する牝馬G1配合。前走以上の期待もかけられる。

◎アーモンドアイ  ○プリモシーン  ▲ランドネ  ☆カンタービレ  △サラキア  △トーセンブレス

「スポニチ平成30年10月14日付け掲載」

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