■中山11R・スプリンターズS■

 今年のスプリンターズSは4頭出しのアドマイヤムーン産駒に加えてスウェプトオーヴァーボード産駒が2頭出し。フルゲート16頭のうち6頭までがエンドスウィープの孫ということになる。ミスタープロスペクター系というくくりではちょうど半分を占める8頭。日本のスプリント血統を変えたといっても過言ではないサンデーサイレンスが父系単位ではワキ役に回っている状況だ。正直なところ10年前には想像もできなかった逆転現象だが、このまま加速的な覇権交代に移行するかというとどうだろう。
 CBC賞、北九州記念を連勝した本命アレスバローズは、ディープインパクト産駒で初めて古馬短距離重賞を2勝した馬。G1マイラーのミッキーアイルがこの部門でも2階級制覇寸前まで行ったのだが、純正スプリンターとしては今のところ父の産駒の最高傑作といえる存在だ。デュランダル、アドマイヤマックス、オレハマッテルゼ、スズカフェニックスと、最終的に4頭のG1スプリンターを後継種牡馬に仕立て上げた父系祖父サンデーサイレンスだが、産駒で初の短距離G1ウイナーは16年前、新潟開催だったスプリンターズを制したビリーヴ。産駒デビュー9年目のことだった。種牡馬ディープインパクトも今年が産駒デビュー9年目。スプリント部門進出に本腰を入れるタイミングだろう。サンデーサイレンス系復権が今回のテーマだが、拡大解釈で同じヘイロー系の香港馬ラッキーバブルズの一発にも要注意。

◎アレスバローズ  ○ヒルノデイバロー  ▲ファインニードル  ☆ナックビーナス  △ラッキーバブルズ  △レッドファルクス

「スポニチ平成30年9月30日付け掲載」

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