■阪神11R・宝塚記念■

 過去10年で産駒4頭が5勝という種牡馬ステイゴールドの実績は飛び抜けたもの。年末の有馬記念同様、このレースに関してはディープインパクト、キングカメハメハのツートップ以上の最重要血脈といえるのだが、現3歳が実質的な最終世代(2歳世代の血統登録産駒は1頭のみ)であることから、そう遠くない将来に縄張りからの撤退を余儀なくされる。今回のパフォーマプロミスが“決め打ち”のラストチャンスだった、ということになる可能性も少なからずあるわけだ。
 パフォーマプロミスの母アイルビーバウンドはオークス馬シルクプリマドンナの半妹。その父タニノギムレットはシルクプリマドンナの父ブライアンズタイム後継で、配合的には姉を踏襲したクラシック仕様といえる。初の大舞台にも気後れすることはない。となると血統予想の常道としては文句なしの本命馬なのだが、今年に限ってはそれ以上に注目すべき馬がいる。香港から参戦のワーザーである。
 週中のコラムでも触れた通り、ワーザーの父タヴィストックはモンジュー×クエストフォーフェイムという“ジャパンC負け組配合”。本来はジャパンCでの雪辱を狙うのが筋だが、年末の国際競走デーを前に地元を離れるわけにはいかない立場の大物である。妥協策ながら祖先の借りを返しに来た香港最強馬の執念にかけてみたい。

◎ワーザー  ○パフォーマプロミス  ▲ミッキーロケット  ☆ダンビュライト  △ステファノス  △サトノダイヤモンド

「スポニチ平成30年6月24日付け掲載」

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