■東京11R・NHKマイルC■NHKマイルCはサンデーサイレンス産駒が取り逃がした唯一のJRA芝G1。その反動のようにサンデーサイレンスは過去10年の優勝馬のうち7頭までの父系祖父となったのだが、もう十分に借りは返したということなのか、直近3年に限れば分厚い後継種牡馬群が束になってもクロフネに後れを取っている。本来、専門外だったこのジャンルへの執着心が減退してきたという気がしないでもない。サンデーサイレンス父系の“マイルC離れ”によってジワリと復権ムードにあるのが、草創期に猛威を振るった外国産血統。その象徴といえるのが17年前の優勝馬でもある前記クロフネで、産駒3勝目を狙う今年のパクスアメリカーナも有力だろう。7歳違いの全姉ホエールキャプチャはヴィクトリアマイルの優勝馬。血統的にはコース替わりで戦力倍増の可能性もある。 競走馬としてのクロフネがそうだったように、血統勢力図に大きな影響を及ぼすようなマイラーは、しばしば国外からやって来る。今年の場合はタワーオブロンドンも父、母の父とも在外種牡馬という非国産血統だが、さらに一歩進んで「マル外」のリバイバルはないだろうか。本命ミスターメロディは、発走時刻には最新のケンタッキーダービー優勝馬の父となっているかもしれないスキャットダディの産駒。芝、ダート兼用という最上級の輸入血統でもある。クロフネの父系祖父である母の父デピュティミニスターも原点回帰のマル外復権を強力に後押し。 ◎ミスターメロディ ○タワーオブロンドン ▲パクスアメリカーナ ☆レッドヴェイロン △ルーカス △テトラドラクマ |
「スポニチ平成30年5月6日付け掲載」