■京都11R・天皇賞・春■

 05年スズカマンボ、06年ディープインパクトでサンデーサイレンスが“連覇”した後はオペラハウス、フレンチデピュティ、チーフベアハート、ジャングルポケット、マンハッタンカフェ、ミスキャストと、種牡馬単位の無政府状態が続いた天皇賞だが、直近5年で勝ち馬を出した種牡馬はステイゴールド、ブラックタイドの2頭。そしてその2頭に頭を押さえつけられてきたのが4年連続で2着馬を出したハーツクライで、血統的にはほぼ三つ巴の持ち回りとなっている。
 その中からブラックタイドが退いた今回、普通に考えればステイゴールドとハーツクライの二択ということになる。特に後者は5頭出しの強力布陣。エース格のシュヴァルグランは半姉ヴィルシーナも半妹ヴィブロスもG1勝ちが単発に終わらなかったタフな血筋で、3度目の正直は有望だろう。新戦力のサトノクロニクルも母系にスタミナ因子満載。06年のサンデーサイレンス産駒以来となるワンツーまで考えられる。
 ハーツクライ産駒に割って入るなら当然、ステイゴールド産駒レインボーラインだが、別ラインで怖いのが過去2年、シュヴァルグランの後を追うように着順を上げてきたアルバート。父のアドマイヤドンは日本競馬史上初めてG1(JBCクラシック)3連覇を果たした馬で、“キープ力”に関してはシュヴァルグランの上を行く可能性もある。種牡馬ハーツクライの2着病に乗じてこちらが3度目の正直を決めるかも。

◎アルバート  ○シュヴァルグラン  ▲レインボーライン  ☆サトノクロニクル  △チャスナットコート  △ソールインパクト

「スポニチ平成30年4月29日付け掲載」

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