■中山10R・有馬記念■

 プレレーティングのトップは123ポンドのキタサンブラックとシュヴァルグランの横並び。今回の有馬記念には現時点での2トップによるレーティング上の日本チャンピオン決定戦という裏テーマがある。
 キタサンブラックの123ポンドは最新の世界ランキングでは11位タイに相当する。これは天皇賞・秋のIコラムでのパフォーマンスに与えられたものだが、2着サトノクラウンとは小差だったため、それほど数値は高くならなかった。レーティング的な評価に関しては、歴代賞金王にリーチをかけている歴史的名馬としては少々物足りないというのが正直なところだ。週中のコラムにも書いたように、古くはシンザン、あるいはテイエムオペラオー型ともいうべき省エネ勝利を積み重ねてきた結果なのだが、今回は競走馬としての余力キープを考慮する必要のないラストラン。単純計算で5馬身ちぎれば世界ランキングのLコラム首位のエネイブルの上に立てる。遠征を断念した今年の凱旋門賞優勝馬を仮想敵として完全燃焼を期待したい。
 強い逃げ馬が圧勝する展開なら穴は無欲の追い込み馬。大外サウンズオブアースは2001年に13番人気で2着に入ったアメリカンボスと母の父ディキシーランドバンドが共通で、その翌年に同じく13番人気で2着となったタップダンスシチーとは5代母ミスカーミーでリンクする同族。13番人気になるようなら出来過ぎだが、恒例となった年に一度のG1激走のチャンスだ。

◎キタサンブラック  ○サウンズオブアース  ▲ルージュバック  ☆シャケトラ  △ヤマカツエース  △シュヴァルグラン

「スポニチ平成29年12月24日付け掲載」

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