■京都11R・マイルチャンピオンシップ■

 3歳馬の優勝は2000年アグネスデジタルが最後。ちなみに当時は数え年の旧表記だったので、厳密にいえば「3歳馬」の優勝は1度も記録されていないことになる。3歳上で争われる秋季JRA平地G1・7レースの中で最も3歳馬に縁遠いタイトルである。
 本命ペルシアンナイトは3歳牡馬。データ的には圧倒的に不利なのだが、血統面には“逆張り”に出たくなる要素が多分にある。
 父のハービンジャーは史上初めて日本で供用された前年度のレーティング上の世界チャンピオンで、もともと画期的ともいえる大物だった。秋華賞のディアドラ、エリザベス女王杯のモズカッチャンと、この秋、第3世代となる現3歳から堰を切ったようにG1馬を連発したのは、クラシックとは無縁だった現役時同様、種牡馬としてもスロースターターだったということなのだろう。そして、この父の勢いと同等に注目しておくべきは、母オリエントチャームの半弟ゴールスキーの存在。叔父にあたる同馬は条件戦からの3連勝で臨んだ7年前、1分31秒8のレコードを叩き出したエーシンフォワードと同タイムの3着に入線した。現在のところマイルチャンピオンシップで馬券に絡んだ最後の3歳馬なのである。
 前記アグネスデジタルの2着は同年の皐月賞2着馬ダイタクリーヴァだった。翌年5着に入ったダンツフレームもしかり。切り口を変えれば連対率50%、掲示板確保率十割の“皐月賞2着馬”の参戦。勝機はある。

◎ペルシアンナイト  ○エアスピネル  ▲イスラボニータ  ☆ブラックムーン  △レッドファルクス  △グランシルク

「スポニチ平成29年11月20日付け掲載」

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