■京都11R・エリザベス女王杯■

 3歳上重賞となった96年以降、連覇を果たした馬はメジロドーベル(98、99年)、アドマイヤグルーヴ(03、04年)、スノーフェアリー(10、11年)の3頭。スノーフェアリーは外国調教馬なので日本調教馬による連覇は、もう10年以上も達成されていないことになるのだが、V2に挑むクイーンズリングには血統面からの買い材料がある。種牡馬マンハッタンカフェの特異なコース適性だ。
 馬連万馬券の大荒れとなった昨年は2着シングウィズジョイも同い年のマンハッタンカフェ産駒だった。前記アドマイヤグルーヴの初制覇となった03年も同期で同じ父サンデーサイレンスの3冠牝馬スティルインラブとのマッチレースを制してのもの。昨年はそれ以来、13年ぶりの同一種牡馬産駒によるワンツーでもあったのである。マンハッタンカフェは同じ京都芝2200mで争われる京都新聞杯の勝ち馬も今年のプラチナムバレットを含めて通算4頭も出している。このコースへの特化度ではディープインパクトの上を行く“VIP”といっていいだろう。
 同世代3頭出しの今年もマンハッタンカフェ産駒の決め打ちで攻める。三択の本命は馬券的な妙味を加味して“第三の馬”クインズミラーグロ。秋季古馬3冠を達成した史上唯一の馬であるゼンノロブロイの同族。常時善戦型として5歳秋までキャリアを重ねてきたが、デビュー以来初めて走る父の縄張り京都芝2200mでの覚醒に期待だ。2通りの“ワンツー”を厚めに。

◎クインズミラーグロ  ○クイーンズリング  ▲ルージュバック  ☆ヴィブロス  △スマートレイアー  △ディアドラ

「スポニチ平成29年11月10日付け掲載」

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