■中山11R・スプリンターズS■

 過去10年で馬券に絡んだ海外からの遠征馬は7年前に単勝10番人気で逃げ切ったウルトラファンタジーだけだが、忘れたころに飛んでくるのが外国馬の常。今回のブリザードはそのウルトラファンタジーを手掛けたトレーナーが勝算ありと踏んでの参戦で、国際レーティング115も香港馬のインフレ気味の評価を差し引いても勝負になる水準。前売りでは全く人気がないが、ヌレエフ3×3という劇薬的インブリードが異境での大駆けのトリガーになる可能性を見込んで逆転含みの単穴評価だ。
 本命ダイアナヘイローは週中のコラムにも書いた通り、牝馬2冠のカワカミプリンセス、ダートの女傑メーデイアという過去のキングヘイローの大物牝馬にイメージが重なる“連勝属性”に食指が動く。スイッチが入ると止まらないノリの良さはリファール系特有のもので、このタイプは見切り時を思案するよりも負けるまで追い続けるのが血統的な最善策といえる。種牡馬単位では過去10年でアドマイヤコジーン、クロフネ、キングカメハメハが各2勝。09年の勝ち馬ローレルゲレイロを出している父の“順番”という見方も可能だろう。母の父グラスワンダー、祖母の父フジキセキと、母系には中山コースが生んだ2歳チャンピオンが連続で配されており、初コースにも不安はない。15年前の勝ち馬である母ビリーヴとの“2代制覇”がかかるフィドゥーシアが本線。

◎ダイアナヘイロー  ○フィドゥーシア  ▲ブリザード  ☆レッツゴードンキ  △レッドファルクス  △メラグラーナ

「スポニチ平成29年10月1日付け掲載」

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