■東京10R・東京優駿■

 火曜付け企画記事の通り、ダービーコースへの血統的な適性を指数化した採点ではアドミラブルが100点満点で、これに小差で続くのがレイデオロ。前売りでも1、2番人気を占めた両馬は、どちらもダービーサイヤーとなったダービー馬の産駒である。
 アドミラブルの父ディープインパクトが過去6世代で3勝の“勝率5割”なら、レイデオロの父キングカメハメハはその産駒ドゥラメンテと2代にわたってレコード勝ち。父馬のダービー実績はほぼ互角で、後者は祖母の父のコース実績が減点材料となったのだが、その祖母が前者の父ディープインパクトの半姉なのだから、血統的には“2強”といってもいいだろう。
 ただし、少々気になるのは枠順以上に両馬に共通する「母の父シンボリクリスエス」。昨年はディープインパクト産駒が1〜3着を独占したように、父馬単位のワンツーは過去何度も記録されているのだが、母の父単位のワンツーはグレード制導入以降で例がない。血統面の経験則からも両雄並び立たず、の可能性を見込んでおく必要がある。
 第三の馬もダービーサイヤーの産駒に狙いを定めたい。ウインブライトは6年前の覇者オルフェーヴル同様、ノーザンテーストの近交を内蔵するステイゴールド産駒。母の父アドマイヤコジーンはG1スプリンターだが、最強ステイヤーのキタサンブラックの母の父もしかり。この母の父に潜在する特異な左回り適性は大駆けのトリガーとなり得る。

◎ウインブライト  ○レイデオロ  ▲アドミラブル  ☆ダンビュライト  △ペルシアンアイト  △カデナ

「スポニチ平成29年5月28日付け掲載」

[back]