■東京11R・オークス■桜花賞上位3頭がそろってエントリーしてきたが、皮肉にも人気は阪神1600mの第1冠での着順を反転させた形。桜花賞馬レーヌミノルは、過去5世代のダイワメジャー産駒が積み上げた芝2000m超重賞未勝利という負の実績を見逃すわけにはいかないのだが、すでにクラシック未勝利という父の産駒のジンクスを破っている以上、血統データを鵜呑みにするのは危険だろう。ヘイロー3×4が生じるサンデーサイレンス後継種牡馬と母の父タイキシャトルという配合の骨組みはダービー馬ワンアンドオンリーと共通。祖母の父ロイヤルスキーの代表産駒である90年の桜花賞馬アグネスフローラがそうだったように、東京2400mでも勝ち負けに持ち込める可能性は十分にある。ソウルスターリングには種牡馬としてのルーキーイヤーの欧州クラシックで苦戦が続く怪物フランケルの復権もかかっている。連戦連勝の天才型が挫折を知ると、そのまま低迷が続くケースも少なくないのだが、母のスタセリタは仏オークスを含むデビュー以来の連勝が6で途切れた後も、4歳時と5歳時にGレース計4勝を挙げる復元力を見せた。この母から継承したものは、2400m特化型の父モンズーン由来の距離克服能力だけではないはず。変則的な母子2代の“オークス制覇”で女王の座を奪還する。当たり年のハーツクライ産駒もそれぞれに有力だが、大穴は最新のオークス馬シンハライトの姪にあたるディーパワンサ。 ◎ソウルスターリング ○レーヌミノル ▲アドマイヤミヤビ ☆リスグラシュー △ホウオウパフューム △ディーパワンサ |
「スポニチ平成29年5月21日付け掲載」